「中秋の名月」といえば、
お月見ですが、
そもそもお月見は、
旧暦の8月15日にお月様を鑑賞する行事です。
この日の月は、
「中秋の名月」以外にも、
「十五夜」とか「芋名月」と呼ばれます。
旧暦では8月15日ですが、
今の暦でいえば、
2010年は、
本日9月22日のようです。
お月見の日には、
お団子やお餅(中国では月餅)・ススキ・里芋などをお供えして
月を眺めますよね。
○
よって、
我『園山 』でも、
うさぎ形にした「里芋団子」を作ったり、
ススキを飾ってます。
お月見行事の真ルーツはよくわかってないようですが、
最近の研究によると、
中国各地では、
お月見の日に里芋を食べることから、
もともとは里芋の収穫祭であったという説が有力となっているみたいです。
その後、
中国で宮廷行事としても行われるようになり、
それが日本に入ったのは、
奈良~平安時代頃のようです。
○
また、
日本では8月15日だけでなく9月13日にもお月見をする風習があり、
こちらは、
「十三夜」「後の月」「栗名月」とも呼ばれています。
中国では、
古来、中秋に「月餅」を神に捧げて、
分かちあう習慣があるようですが、
京都『老松 』には、
京菓子風に食べやすくアレンジされた「香果餅 」という月餅があります。
○
「収穫」の意味で、
木の実や果実をたっぷり詰め込んであるみたいです。
肉眼では、レーズンを発見しました。
なかなか甘いお菓子ですが、
人々の奥ゆかしい心を、
お菓子の原点である「久多毛能(くだもの・果物)」「古能美(このみ・木の実)」の深さに想いをよせて京菓子風に作られたみたいですね。
改めて気付かされましたが、
お菓子のルーツは、
「果物」と「木の実」なんですよね。
古代では、
果物が、果子=菓子でした。
間食として、
野生の「久多毛能(果物)」とか「古能美(木の実)」を採って
食べてたんですよね。
きっとこれがお菓子のルーツなんでしょう。
今でも中国では、
人々が「松の実」とか「ひまわりの種」等の木の実を間食として、
食べています。
(私もよく食べてますが)
最初は甘いお菓子ではなく、
こういったものがお菓子となったんだと思います。
紀元前の古代人は、
農耕の民で穀物類を食し、
野山で獣や鳥、
海で魚を食し、
山で果子を食べて、
栄養のバランスをとっていたんでしょう。
○
現代の私達からすると、
なんとも素朴且つ、自然な食生活だったのかもしれないですね。
だから、
自然の恵みに、
「だんだん」
です。
さらに、
日頃、お世話になってる方や、支えて下さってる方々を代表して、
手っ取り早く会えるスタッフ に、
感謝の気持ちを込めて、
この可愛い上用饅頭を買ったのですが、
まんまとどこかに置き忘れてしまいました…。
おっちょこちょいな経営者です。
スタッフみんなにその旨を伝えると、
「気持ちだけでも嬉しいです」との温かいお言葉を頂きましたので、
お言葉に甘えて、
※「だんだん」=出雲弁で「ありがとう」の意。