何度食べても心に響きます、
○
この『松屋長崎』の「マドレーヌ 」 。
愛しい素朴なおいしさは、
長年培ってきた年輪すら感じられます。
プロだからこそなせる素朴さです。
このマドレーヌは、
前回に引き続き、
口福お姉様 に頂いたのですが、
さらにもう一つ、
素朴でプロの味を頂いてしまいました。
昭和50年頃創業の湯河原『ムラタ 』のクッキーです。
こちらもお店に行かないと買えません。
昔ならではのクッキー型でくくり抜かれていて、
直径5cm、厚み7mm位のわりと大きめです。
表面にはグラニュー糖らしきものがまぶしてあります。
小学校高学年の時、
初めて「お菓子の本」の型抜きクッキーレシピを見て、
忠実に作った味わいそっくりです。
材料は、
薄力粉・バター・砂糖・卵なんじゃないかなぁって思います。
さくっとしていながらも、
適度な空気を含んでるんですよね。
また、
『門 洋菓子店 』の「レーズンバターサンド」も、
○
落ち着くほど素朴なおいしさのかたまりです。
どれも、
普通といえば、
とても普通なんですが、
その普通さをやや忘れがちな毎日なので、
かけがえのない普通さなんです。
○
新しいものが続々登場している昨今、
やはりそんな新しいものを食べたり作ったりしてますが、
軸となる部分は、
「素朴さ」とか「普通さ」の偉大さを忘れないでいようと思います。
○
そんな思いを抱えながら、
太陽が昇りはじめた頃、
「どら焼き」を作ってました。
普通が特別です。