“花には水 妻には愛を”
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『みつ和 』のプライベートダイニングに入ると、
煌びやかなシャンデリアと並んで、
まずこのお言葉に目も心も奪われます。
店主清水昌子マダム のお父様がお書きになられたとのこと。
なんて素敵なお言葉なんでしょう。
うちの父だったら、
“鼻(には)水 つまには大根”
なんて書いてそうですが。
まぁ、
そもそもマダムのお父様と比べること自体間違ってました。
それはさておき、
先日のお昼、
光栄極まりない『みつ和』新作お料理&スイーツお披露目会に
伺わせて頂きました。
本来3時間はかかる夜のコースを頂くことになったのですが、
またもや時間がなかった私は、
1時間半で全てを出して頂くことに。
無理をお願いして申し訳ない気持ちを抱えながら
お料理が始まりましたが、
頂いている間は、
マダムのお店秘話や、珠玉のお料理に釘付けで、
時間も忘れてのひと時となりました。
中には、マシュマロみたいな「アスパラの葛豆腐」がいます。
途中で、おだしをかけて頂きます。
「鱧落とし 梅のパッションフルーツのソース 冷たいニョッキも一緒に」
シェフは日本料理屋さんで修業なさっただけあって、
鱧切りも殊勝です。
「オマール海老のマルロメワイン煮 ロートレック風」
部分によって、
まるで表情の違うオマール様です。
素材の良さはもちろんのこと、
火の入れ具合はじめ、
このオマールの長所をより引き出してらっしゃいます。
ソースも滋味深く、
最後の一滴まで頂きたいと、
パン(シャンピニオン)でぬぐって、
きれいに頂きました。
お料理になる前の姿は、
こちらです。
厨房に「生簀」があるので、
特別な人だけのメニューではなく、
どんな方でも召し上がって頂けるようです。
ぜひご予約の際にリクエストなさってみて下さいませ。
シトロンタイムでアンフィゼされたジュをかけて頂きます。
オマール海老同様、
火の入れ具合に感激です。
フライパンでもオーブンでもなく、
深いココット鍋を使って、
羊にストレスを与えないよう、
弱火で表面を焼かれてます。
その後、
オーブンで弱火で焼かれ、
少し休ませて…。。。
とにかく手間暇かけて、
羊に優しく焼かれているようです。
羊もこんなに優しく調理されて、
さぞかし嬉しいことでしょう。
蘊蓄だけではなく、
お腹の底から拍手のわき起こる絶品羊でございました。
「きなこのエスプーマをのせた蕨餅」
「アロエのソルべ」
「抹茶ムースと粒あん」
「黒豆入りティラミス」
「フルーツのゼリー寄せ」
を頂き、
私はタイムリミットでしたが、
『パティスリーミツワ 』新作の「ふくゆたか」が先取りで頂けるとのことで、
時間を止めて、
がめつくしぶとく頂いてしまいました。
上から、
ほうじ茶のジュレ、
ふくゆたか豆乳のブラマンジェ、
最高級黒胡麻ペースト粒あん
といった3段階構成です。
中には弾力ありありのむちむち白玉団子もいました。
真希絵パワーで時間を止めて、
完食して良かったと思えた幸腹デザートでした。
至福(腹)のランチタイムをありがとうございました。
奥に写ってらっしゃるのが、
マダムです。
お着物以外の時は、
赤が大好きで、
赤いものばかりを身に纏ってらっしゃると伺っていたので、
○
私もジーンズ以外は赤にしてみました。
“純潔・荘厳・無垢・気品”
が似合うマダムと『みつ和』さんです。
私も、
そんな姿を見習いながら、
店内に爛漫と咲き誇るカサブランカのように、
美しく颯爽と歩んでいこうと思います。
世の中のご夫婦様、
“花には水を 妻と夫には愛を”
です。