出雲の実家にいた頃は、
3月から4月3日あたりまでずーっとひな人形が飾ってありました。
「ひな祭りが終わってすぐにひな人形を片付けないと、お嫁にいき遅れる」
という言い伝えから、
私の婚期が遅くれているのは、
実家で、
17年間もの間、
1か月以上もひな人形が飾ってあったからだと思い込んでましたが、
出雲地方は、
月遅れで、4月3日がひな祭りだったようです。
婚期が遅れた理由を、
4月3日まで飾ってあったひな人形や、
飾ってくれてたおばあちゃんや母のせいにしていたことを、
今更ながら、深く反省です。
間違いなく、
自己責任です。
責任転嫁を自分に切り替えたところで、
現在は東京で暮らす私の「3月3日ひな祭り朝ごはん」をご紹介致します。
今日は都内某所で、
贅沢極まりない「卵かけご飯with偉大なる海苔」ロケが行われてます。
私も行きたかったのですが、
仕事の都合上、
どうしても行けないので、
私なりの「たまご×(かける)ごはんwithごく普通の海苔」を作ってみました。
寿司海苔の上に、
炊いた雑穀米・ちりめん山椒(ちりめんじゃこでもOK)・塩を適量混ぜ合わせたものを広げ、
真ん中に、軽く加熱した菜の花を置いて、
手前からしっかりめにくるくる巻きます。
そして、
卵・無調整豆乳・みりん・塩を適量混ぜ合わせたものを、
オリーブオイルを熱したフライパンで半熟状になるように焼きます。
このとろとろスクランブルエッグを器に盛ったら、
さっきの海苔巻きご飯を一口サイズに切ったものをのせます。
スプーンで食べる細巻き寿司風です。
この「たまご×ごはん」に春を演出してくれた菜の花は、
最近あちこちで登場してもらってますが、
春にどうしても食べておきたい栄養バランス一等賞野菜です。
私も頻繁に食べているので、
元気の源になってくれてます。
ですから、
お節介かもしれませんが、
皆様にも積極的に召し上がって頂ければと思いまして、
驚異的に簡単でおいしい菜の花料理を、
あと2品ご紹介させて頂きます。
胡麻油を熱したフライパンで、
菜の花を転がしながら焼いて、
塩をぱらぱらふって、
ハイ、できあがり。
包丁で切らず、
そのままかじって食べると、
菜の花の凄みが体中に染みわたります。
また、
菜の花のビタミンCは、
加熱に弱いので、
できるだけ加熱時間は短くしましょう。
さらに、
昨日ご紹介したセリ 同様、
βカロチンは油と合わせると吸収率がUPするので、
調理する際は、
油脂分を含むものと合わせます。
というわけで、
もう一品も、
おいしい油脂分とコラボさせてみました。
「ノリチーズトーストベッドに寝そべった菜の花」
長細め(菜の花サイズ)に切った食パン(今回はライ麦パン)に、
海苔(味付け海苔でも寿司海苔でもOK)とスライスチーズをのせ、
梅肉を所々に塗ったら、
菜の花を置いて、
トースターでチーズがとろけるまで焼きます。
私は一味をふって頂きました。
◎朝ご飯としては申し分なくぴったりですが、
白ワインやスパークリングワインといったお酒の最愛のパートナーにも
なっちゃいます。
これで、
名残惜しくも、
菜の花が我が家からなくなりました。
でも、
食パンと海苔とチーズがあとすこーしだけいます。
よって、
◎
菜の花のピンチヒッターに、
グリンピースを抜擢しました。
◎
さやから出したグリンピースを30秒位塩茹でしたら、
ライ麦食パンに、
またまた海苔とスライスチーズを置き、
今度はケチャップを塗って、
その上に、
グリンピースをちまちま並べます。
で、
◎
トースターでチーズがとろんとするまで焼けば、
いっちょできあがりです。
こっちには、
黒七味とブラックペッパーをふって食べましたが、
辛み係には、
タバスコもありですね。
◎
海苔・チーズ・ケチャップって、
最強トリオな気がします。
おひな様達も食べたに違いない春野菜を使った
お手軽おいしい春料理ですので、
ぜひお試し下さいませ。
下に敷いていた手ぬぐいがなかったら、
全くおひな様らしくなかったと思いますが、
おひな様手ぬぐいのお陰で、
ちょっとはひな祭りらしくなったことと思います。
このおひな様手ぬぐいは、
おひな様ならぬ、
おりな様
から頂いてたものです。
◎
あともう数日使いたいのは山々ですが、
婚期がこれ以上遅くならないためにも、
ひな祭りが終わったら、
来年の3月3日まで、
押し入れで眠っててもらうことに致します。
時々おいしいごはんを差し入れるので、
イイ子にしてて下さいね。
では、皆様、
せーので、
この曲 を口ずさみながら、
今日も日本調にリズミカルな一日を過ごしましょう。
「きょーおは たのしぃ ひなまつり~」
です。