名古屋を過ぎた辺りで、
車窓からの景色が白くなってきました。
めっちゃ吹雪です。
よって、
運行速度ものろのろで、
京都着が1時間遅れとなってしまいましたが、
お目当てだった『百味存』へは無事間に合い、
お昼のお任せ丼コース(2000円)を頂くことができました。
この『百味菜々』に出逢ってから、
行きたくてたまらなかったお店です。
○
こちらは撮影NGですので、
お料理名だけでいかせて頂きます。
○
「カリフラワー・カブ・ゆり根のすり流し せりを添えて」
「酢漬け生姜をはさんだ高野豆腐の含め煮・揚げこんにゃくの含め煮・金時豆の甘煮・大根と京人参の酢漬け・小松菜のおひたし」
「温・冷盛り野菜丼」
この丼、
野菜のおだしで柔らかめに炊かれたご飯の上に、
独活&ブロッコリーの茎&大根の白和え(冷)
酢漬け大根(冷)
酢漬け胡瓜(冷)
茄子の含め煮(冷)
お麩の含め煮(温)
油揚げの含め煮(温)
椎茸の含め煮(温)
長葱の含め煮(温)
里芋の含め煮(温)
大根の含め煮(温)
白菜の含め煮(温)
塩茹でブロッコリー(温)
塩茹でサツマイモ(温)
塩茹で銀杏(温)
が、
わんさか盛り込まれていました。
温かいものと冷たいものが一堂を会した大地丼です。
熱々料理ではなく、
ややゆるめのご飯です。
"ぬるいおいしさ”とは、
こういうことをいうんだと思わされた日本ならではのお料理です。
淡い色合いも印象的です。
最後に、
大豆サイズの「小さなお菓子(砂糖で包まれたこしあん菓子2つ)」と水出し煎茶でおしまいです。
こちらのお店、
今後の予約は一切取らず、
3月いっぱいで休業とのことですので、
私にとっては、
今日が最初で最後です。
一生に一度、
出逢えてよかったお店です。
○
その後、
こちらも長年片想いし続けていた『嘯月 』の「雪餅」を求めに向かいます。
店前に着くと、
また雪が降りはじめてきました。
三畳一間程度の店内は、
空気も奥ゆかしく感じます。
この後お目にかかる『イムラアート 』様と私分の2つを購入です。
本当は、
お土産にも買って帰りたいのですが、
生ものですから、
本日中にとのことで、
誠に申し訳ありませんが、
今日食べることのできる自分達ようだけです。
○
12月~2月限定のみの販売で、
滅多にお目にかかれない逸品です。
お平らに持ち、
『イムラアート 』さんに到着です。
福を招く福コンビです。
井村さんにベタベタ触るのは、
さすがに気が引けるので、
手前の「ツカイノモノ」君に触りまくっておきました。
とても個性的な現代アートを拝見させて頂きながら、
お互いの将来の大きな展望を語り合います。
この絵は、
お釈迦様が病院のベッドで寝ている模様です。
ブラックジャックもいます。
そういえば、
今は医療が発達しているため、
御釈迦様もそう簡単には亡くならないってことを表現されたのが、
この作品です。
色々考えさせられるものがありますが、
いよいよ、
外の雪化粧を見ながら、
恋い焦がれていた「雪餅」を頂きます。
食べてなくなるのがもったいないほどの憧れの「雪餅」でしたから、
食べるのをもったいぶってましたが、
いざ食べると、
あれよといわんばかりでした。
食べれば消えてしまうおいしものの美学です。
つくね芋をこしたきんとんで、
黄身餡が包まれてます。
これぞ日本が生んだ日本の誇るべき伝統菓子です。
また日本が好きになりました。
皆様にも益々のテカテカ輝く福が届きますように…。