7年振り位の『アラジン 』訪問です。
初めて『アラジン』に訪れた時は、
まだまだまだまだフレンチ初心者だったせいか、
あまりに緊張しすぎて、
何がおいしいとか、さっぱり分からなかったと記憶してます。
そんな過去を振り返りながら、
私と同じ年に生まれたシャブリを頂きます。
32年間、どんな酒生を歩んできたのかなぁと考えつつ、
口に運びます。
端麗な香りと黄金色にうっとり口が開いたところで、
お料理に移ります。
数種のオリーブを頂きながら、
登場するのが、
「胡麻パン」&「ポークリエット」です。
このリエットで7年前がよみがえってきました。
豚肉を野菜や香辛料と蒸煮にした後、
お肉だけを潰してペースト状にされたシンプルなお料理です。
このリエットを初めて食べた時、
真似て作ってみようと、
何度かトライしたのですが、
なかなか再現できなかった当時です。
フレッシュフォアグラとトリュフの風味がキャベツに沁み渡ってます。
もういっちょ、
キャベツで包んだ一皿を頂きます。
「鮑とセップ茸のキャベツ包み蒸し 肝のオリーブオイル風味添え」
小振りの鮑が丸ごとキャベツに包まれてます。
下には、黒大根をはじめとする旬野菜が隠れてました。
ワインレッド色のジビエが登場したところで、
またまた1978年生まれの蝦夷鹿色ワインにシフトチェンジです。
おかしいぐらいするする喉を通っていきます。
いい歳のとり方なさってます。
すると、ここで、
スタッフさんが、
「これからこの仔鳩を調理していきますね」と、
調理前の仔鳩ちゃんを見せて下さいました。
そして、
「ブレス産仔鳩のサルミソース」となってお目見えです。
胸肉と皮の部分が、
野鳥のガラを細かくし
ガルニは、
ポテトグラタン・キノコのソテー・ほうれん草のソテーです。
これらを頂いた後は、
鳩の砂肝・ハツ・レバーです。
これで、
鳩の全部位を食べ尽くしたことになります。
「ミモレット」
「ドライフルーツ入りスライスバケット」
ここで再び1978年のシャブリを飲んだのですが、
見事な変身振りに興奮しすぎて、
このケーキの完成系写真を撮りそびれてしまいました。
食べかけ写真で失礼しますが、
チョコレートで包まれた中には、
チョコムースと、ルレクチェのコンポートが忍んでます。
ここからシェフも参戦で、
話にも甘い花が咲きます。
そして、会話の中から「ベカス」の話題になると、
この日届きたてのベカスを持ってきて下さいました。
ジビエの中でも特に珍重される希少な鳥です。
生もののベカスを見たのは初めてです。
この日はまだ準備が整ってないとのことですので、
また改めて逢いにくることに致します。