よねやま 』にいらっしゃった小林さんて方が独立なさいました。


その名も、

青華こばやし 』です。


お店の前に着くと、

あらま、

6年位前によく訪れていた『かわにし 』さんのお店じゃないですか。


どうやら、

『かわにし』さんは、

今年に入ってお店を閉められたようで、

そのまま『こばやし』さんがあとを継がれたとのことです。


よって、

店内は、以前の『かわにし』さんのまま。


お席は、

カウンター4席と、

掘り炬燵席4名程度しかありません。


そして、

ご主人はお一人で切り盛りなさっているので、

一日2組か3組位しか予約をとらないとのこと。


予約がとれなくなる前に伺わねばと思い、

急遽、

真夏の夜に訪問です。


この日のお任せお料理(13000円)は、


園山真希絵オフィシャルブログ「こころのごはん手帖-食べる門に福来る-」by Ameba-DVC00080.jpg

「蒸し雲丹・蒸し鮑」


雲丹は、お塩につけて頂きます。


園山真希絵オフィシャルブログ「こころのごはん手帖-食べる門に福来る-」by Ameba-DVC00101.jpg

鮑に添えられていたわさび、

高さ3㎝はあるでしょうか。


眠気がさめるほどのものすごい量のわさびマウンテンです。


園山真希絵オフィシャルブログ「こころのごはん手帖-食べる門に福来る-」by Ameba-DVC00103.jpg

「塩多めの炒り新銀杏」


園山真希絵オフィシャルブログ「こころのごはん手帖-食べる門に福来る-」by Ameba-DVC00117.jpg

「肉厚グジのお吸い物」


園山真希絵オフィシャルブログ「こころのごはん手帖-食べる門に福来る-」by Ameba-DVC00131.jpg

「コチのお造り」


園山真希絵オフィシャルブログ「こころのごはん手帖-食べる門に福来る-」by Ameba-DVC00132.jpg

「カツオの叩き ポン酢がけ」


分厚く切られたカツオが、

6切れもいます(写真では前列のカツオで隠れてますが)。


ご主人曰く、

「園山さん、よく召し上がられると聞いたもので」と。


「おっしゃる通りです」と返した私です。


園山真希絵オフィシャルブログ「こころのごはん手帖-食べる門に福来る-」by Ameba-DVC00134.jpg

「骨抜きされた鱧の炙り」


梅肉とお醤油で頂きます。


園山真希絵オフィシャルブログ「こころのごはん手帖-食べる門に福来る-」by Ameba-DVC00140.jpg

「福島生まれ福島育ちの鮎の炭火焼き」


何もつけず、頭からかぶりつきます。


食べ終えると、


園山真希絵オフィシャルブログ「こころのごはん手帖-食べる門に福来る-」by Ameba-DVC00143.jpg

もう一尾、

お皿に置かれました。


これまた、

「園山さん、よく召し上がられると聞いたもので」と、ご主人。


再び、

「おっしゃる通りです」と、私。


園山真希絵オフィシャルブログ「こころのごはん手帖-食べる門に福来る-」by Ameba-DVC00145.jpg

「ふかひれの葛煮 生姜添え」


「あ、生姜つけすぎちゃいました。そそっかしくて、すみません」と、ご主人。


この「そそっかしくて、すみません」発言、

ここまで行きつくまでに、

何度耳にしたことか。


しかし、

憎めないご主人です。


園山真希絵オフィシャルブログ「こころのごはん手帖-食べる門に福来る-」by Ameba-DVC00147.jpg

「鱧と松茸の鍋」


時々、梅肉を添えて。


園山真希絵オフィシャルブログ「こころのごはん手帖-食べる門に福来る-」by Ameba-DVC00148.jpg

おだしを全て飲み干したくなるような

味わいも澄んだ極上のおだしです。


ほのかに甘みも感じますが、

それは、

鮑のおだしとのこと。


そして、

こちらでは、

調味料は、

塩とお酒位しか使ってらっしゃらないとのこと。


みりんや砂糖は、

蒸し鮑のツメに使っただけで、

あとは一切使ってないようです。


なんでも、

料理に甘みを加えないから、

ボリュームがある内容でも、

すいすいお腹に入っていくとおっしゃってました。


確かに、

かなりガツンとしたボリュームのお料理が続いてますが、

すいすいお腹に受け入れられてます。


というわけで、

〆のお雑炊も、


園山真希絵オフィシャルブログ「こころのごはん手帖-食べる門に福来る-」by Ameba-DVC00150.jpg

おだしまでしっかり頂きます。


雑炊なのに、

妙にご飯もおいしく感じられ、

ご主人にお米について尋ねると、


「お鍋じゃない時は、炊きたての白ごはんで出すんです。 うちの実家から毎週届くコシヒカリ米なんで」と。


ならば、

その炊きたてご飯も食べたかったと伝えると、


「ですよね、うっかりしてました。そそっかしくて、すみません」と。


また出ました、そそっかしい発言。


やっぱり憎めません。


さらに、

「もしかして、お漬け物ってありますか?」と伺うと、


「あ、そうそう、ありました、築地で買ってきたなんてことない漬けもんですが」とおっしゃって、


園山真希絵オフィシャルブログ「こころのごはん手帖-食べる門に福来る-」by Ameba-DVC00151.jpg

「なんてことない漬けもん2種」を出して下さいました。


そして、

最後の最後に、


「調味料の甘みはないので、せめて果物の甘さ位ほしいですよね」と、


園山真希絵オフィシャルブログ「こころのごはん手帖-食べる門に福来る-」by Ameba-DVC00152.jpg

「ピオーネと白桃」のご登場です。


すると、


「あ、ボールペン忘れた。ちょっと家に取りに帰ってきますんで」と、

ご主人は、ご自宅に走って行っちゃいました。


置き去りにされた私です。


しかし、

ものの1分でお戻りになり、


「うち、隣の3階なので、近いんです。ふふ」と。


お料理もさることながら、

いい味出してます、小林さん。