先週、

生涯で一番の鱧料理かもしれない 」というお言葉を耳にして、


そりゃ、鱧がおいしい今の時期に行くしかないでしょと、


京都『木乃婦 』さんに、

その鱧料理を目当てに来てしまいました。


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真っ先に出された「冷たいけど冷たすぎない玉露」のおいしいのなんのって。


きもーち、塩気を感じます。


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玉露の後に、

この極上シャンパンで、

胃腸が働き始めました。


ぐびぐびいきたいところですが、

貧乏性の私は、

ちょろりちょろりいきます。


そして、

いよいよお料理スタートです。


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「大トロの握り寿司」

「いちぢくのコンポート アーモンド添え」

「さつまいもの蜜煮」

「松風焼き」

「蒸しタコ」

「生姜の甘酢漬け」

「炒り新銀杏」


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この緑緑した銀杏、

噛むと、

とても若い食感です。

まるで団栗みたいです。


お次、


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「大徳寺」文字の入った菓子箱の蓋を開けると、


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「箱雲丹と鮑」がお目見えです。


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歯がなくても噛めちゃうんじゃないかってほどの鮑です。


贅沢の極みです。


と思いきや、

続いても、

心臓がバクバクするほどのリッチなお椀が登場です。


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「松茸とグジのお吸い物」


右下の丸っこいのは、

焼き白子かと思ったのですが、

グジのすり身をまとめたものだそうです。


へェと、感心していると、


仲居さんから、

「木屋町焼きです」と、


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この器が目の前に置かれました。


そうです、

これです、

お目当ての鱧料理、

「木屋町焼き」です。


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「ん、鱧ってこんな格好でしたっけ?」

って姿をしてます。


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真横から見ても、

鱧には見えません。


どうなっているのか、

仲居さんを質問攻めにすると、


鱧と鱧を葛でくっつけて、

100度(炭火)で焼いてあるそうです。


まさに職人ワザの域に達した逸品です。


この極限の仕事が施された鱧には、

昆布のきいたおだしの餡がかかってます。


ものの数分で食べきってしまったのが、

名残惜しくあります。


一緒に飲んでいるのは、

「伏見」という男前の地酒です。


このお酒には、


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お店名物「胡麻豆腐とふかひれの煮込み」も、

最高に合います。


ややとろみがかったスープは、

鶏の手・金華ハムのおだしでできているとのこと。


唇にグロスを塗ったかのようなコラーゲンが纏わりつく感じが、

愛おしくあります。


〆のご飯は、


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「鹿児島牛のステーキと生姜ご飯」

「とんぶりと山芋のしんじょう入り赤だし」

「スイカの奈良漬け・昆布の佃煮」

です。


澄んだ脂が乗ったステーキと、

生姜薫る艶やかなご飯の融合にやられました。


この生姜ご飯、

おいしい水とお酒をたっぷり含んでます。


思わず、お代わりと叫んでました。


ほのかに甘いご飯の後は、


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「ココナッツジェラートを浮かべたメロンスープ」

です。


上にのっかってる緑は、

ミントとタイムです。


タイム風味が舌に新しいです。


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スープの中には、

大粒の巨砲がいました。


これらを

1万5千円で頂いてしまいました。


滞在時間は、

たった2時間ぽっちでしたが、

新幹線に揺られて来てよかったと思えるひと時でした。


いずれも、

素晴らしい京料理でしたので、


一晩経ってから、

冷静に、

“2009年 園山真希絵の記憶に残る逸品”ノミネート料理を選ぼうと思います。


そして、

これからも、

時間とお財布の中身が許す限り、

刺激を受けるチャレンジをし続けようと思います。