陶芸 帰りの車中で、
「無塩無糖 野菜ジュース」を飲みながら、
何を食べに行こうか企んでいた私ですが、
目的地が決まりました。
数年前、
東京のお好み焼き屋さんで、
カルチャーショックを受けさせてくれた『お好み焼き きじ 』でございます。
感動のあまり、
連載サイト で、ご紹介させて頂いてました。
今から3年前の話です。
月日が経つのは早すぎです。
つい数時間前まで、
殆ど動かず、
陶芸と向き合い、
お米ものやおやつをたらふく食べて、
ビールを飲んでいたので、
そんなにお腹は減ってませんでしたが、
『きじ』のカウンターに座ったとたん、
お腹減ったスイッチが入りました。
ここに来たら、
「スジ焼き」と「焼きそば」は外せません。
というわけで、
その2つは必須でオーダーです。
目の前で、
店長の戸田さんが焼きそばを作って頂いている間に、
戸田さんのご厚意で、
「スジポン（牛スジ煮のポン酢味）」を出してくださいました。
8時間ことこと煮込まれた牛スジは、
歯が必要ないくらいです。
初っ端からやってくれます。
これで、食べる準備体操万全です。
この焼きそばワザ、
いつ見ても圧巻です。
シンプル・イズ・超ベストの「焼きそば」を
瞬く間に食べ、
何年経っても極上のおいしさ健在な「スジ焼き
」も、
このお好み焼きに一番合うという「ごく普通のテーブルこしょう」を振って、
するする食べます。
戸田さんの作るお好み焼きは、
何が他と違うんだろうと考えてたんですが、
素材や、
配合・調理法はもちろんのこと、
大きな違いは、
「空気の入れ方」じゃないかなって思います。
「なんじゃそれ」って思われる方は、
一度召し上がって頂ければ、
「あー、そーゆーことか」って思って頂けるかもしれません。
飲み物は、
氷なしで頼んだ「黒ウーロン茶」です。
と、ここで、
戸田さんから、
「実は、青森から届いたもち米100％粉で、新作お好み焼きの試作中なんです。 よかったら、召し上がりませんか？」
とのお言葉を頂きました。
そりゃ、食べないわけにはいきません。
「キャベツ・もやし・玉ねぎ・人参・海老・タコ・イカ入りお好み焼き」と、
「コーン・キャベツ・バター入りお好み焼き（味付けは、塩とブラックペッパーで）」の2種類を作ってくださいました。
もっちり・どっしりしているかと思いきや、
なんだかするりとしてます。
やけに軽いです。
ややもち米粉が多く入った魚介版の方は、
コーン版より、
きもーち、弾力があります。
しかし、
もち米生地もさることながら、
何よりの発見は、
お好み焼きに、
玉ねぎが相性ぴったりだったってことでした。
私も、これまで、
数々のお好み焼きを作ってきましたが、
玉ねぎを入れたことがなかったことに気づきました。
今度、お好み焼きを作る際は、
玉ねぎを加えてみようと思います。
結局、
焼きそば1皿、
お好み焼き3枚を平らげ、
幸腹です。
名残惜しいところですが、
これで、今宵の『きじ』ごはんが、
The endです。
帰り際、
戸田さんから、
「このもち米を差し上げるので、ぜひ園山先生（なぜか先生と呼ばれます）に何かおいしいものを作って頂き、色々と教えて頂きたいたいです！」
と、熱くおっしゃって頂いたので、
ありがたくそのもち粉を頂戴してきました。
もち粉料理の閃きがいくつか浮かんできたので、
近日中に、
トライしようと思います。
そして、
納得のいく完成品ができたら、
その自作品を持参して、
また極旨『きじ 』お好み焼きを食べに行こうと思います。
よく考えたら、
陶芸で、
お米もの、
お好み焼きで、
お米ものと、
最初から最後までお米な一日でした。
けれども、
また今日の朝からもちゃんとお米を食べます。
今週末辺りから、
日本を離れるので、
それまでは、
心おきなく、
日本のお米を食べておこうと思いましてです。