お魚屋さんに鯖1尾を買いに来てます。
おじちゃんに、
「とびきり元気な鯖を1尾下さい」と伝えると、
おじちゃん「お姉ちゃんが捌くの? 魚なんて捌けないでしょ?」
真希絵「や、これでも料理研究家なので、これがまた、捌けるんですよ」
おじちゃん「ん、料理研究してる最中なら、無理じゃろ。 無理すんな。 おっちゃんやったる」
と言って、
するする鯖をおろしはじめちゃいました。
慌てて、
「今から撮影で私が捌かなきゃいけないんです~」と伝えると、
「じゃ、ついてったろか。 心配だわ」とおじちゃん。
どこまで料理ができなさそうなイメージの私なんでしょうか。
確かに、料理研究家というと、
料理を研究中って意味にもとれるので、
まだまだだって思われちゃうかもですね。
この場に限らず、
どうも私の素性を知らない初対面の方には、
料理ができないように見られる職業「料理研究家」の私です。
今度このお魚屋さんに来る時は、
エプロンでもつけていこうかと思います。
数秒後、
何とかおじちゃんに理解してもらい、
元気な鯖をまるごとGETすることができました。
そして、車に乗り込み、目的地に向かう途中、
ふと思いました。
いくら料理ができなさそうに見えても、
もし、いつの日か、料理を仕事としてしなくなったとしても、
誰かのために、
自分のために、
ずっと料理を研究し続けていくんだろうなぁと。
だから、私はいつまでたっても料理研究家です。