ゴルフ肘をおこしやすいスイングメカニズムとコンディショニング法 | ゴルフツアープロコーチ・野球トレーナー摩季れい子



昨日は一昨日の雨から一転していい天気になった大阪。

台風が逸れたそうで良かったです。[みんな:01][みんな:02]

昨日からご紹介しているゴルフ肘を起こしやすいスイングメカニズムの2回目。

左肘関節にストレスがかかるメカニズムを正面から捉えたスイングで見ていただきましょう
。☆-( ^-゚)v

回転軸が右軸に移動して上体を回転させ、クラブをインサイドに引いたテイクバッグ。



よく見かけるフォームですね。

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そこからダウンスイングの軌道を作るが、フェイスがインパクトゾーンよりまだ後方にある。


タメを作る右肩クローズの意識が強く、インパクトゾーンでややインサイドにフェイスをフォールドしながら腰はレベルに戻す。

従って、上体の回転軸が右側にまだあるので、左手も肘関節回内(内側に回す)状態のままクラブを持っている。[みんな:07][みんな:15][みんな:16]

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インパクトでフェイスを合わせる時、インパクトゾーンよりまだ後方にあるフェイス(肘関節、回内肢位)からニュートラルにインパクトを捉えようと[みんな:03][みんな:04]、肘関節を回外(外側に回す)肢位へ動かし、過度な捻じりでインパクトを迎えようとする。[みんな:05][みんな:06]

この時、最大のねじりストレスが左肘にかかる。(≡^∇^≡)

左手首がまだ掌屈のままで力がクラブに伝わらないインパクトDASH!DASH!ダウン



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このテイクバックポジションからインパクトまでの肘関節のローテーションが、最大に左肘関節を外側に捻じる動きとなり、左肘関節の回外筋肉が疲労する。

更に左肘関節が悲鳴を上げるフォロー。(≧∇≦)

左肘関節に最もストレスがかかる回外動作のまま、インパクト後のインパクトゾーンを飛球線方向に長くしようとしている。

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両腕のフォローのポジションが体からかなり離れた位置にあるため、左肘関節の外則筋肉がクラブの重みに耐えにくいフォーム。[みんな:08][みんな:09][みんな:10][みんな:11]


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離れたポジションだけでなく、伸ばされた左肘の方向がやや回外になったまま、左手のひらは下を向いている。(^▽^;)


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このポジションは左肘関節と手首の捻じり状態となる。(≧∇≦)

体から離れ過ぎた両腕のポジションから左肘を折り曲げフイニッシュポジションまで引き上げた動きとなっている。

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知らず知らずの内に筋肉が疲労し、筋肉の腱やその付着部の炎症、もっと重篤になれば関節軟骨や骨にまで損傷を招くスポーツ障害。


あなたの肘は、決して見逃してはいけないシグナルを出していませんか?

肘関節の筋肉状態を知る可動チェックを行いましょう。V(^_^)V


前回は肘の屈曲(曲げる)と伸展(伸ばす)の簡単なチェック法を紹介しました。


今回は、肘の回内・回外チェックをしてみてください。


肘の回外&回内チェック



①上腕を体につけ、肘を直角に曲げる(開始ポジション)。
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②肘をまげたまま手のひらを内側に伏せる。

 
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③開始ポジションから肘を曲げたまま手のひらを外へ返して上向きにする。

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正常な可動範囲は回内、回外とも90度。動きにくさや痛みを感じる方向をチェックしてください。


行きにくいと感じたらまずストレッチを。((((;゚Д゚)))))))

①腕を伸ばし、手のひらを手前に向け、疲労しやすい前腕の外側の筋肉を伸ばす。
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②腕を伸ばし、手のひらを正面に向け、前腕の内側の筋肉を伸ばす。


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そして、ご自分でセルフマッサージも効果大ですよ。筋肉疲労が最大のリスクです。

フォーム修正は簡単にはできません![みんな:12][みんな:13][みんな:14]

だからスイングの後は疲労回復とスイング対応トレーニングを行ってくださいねビックリマーク