何度も失敗を続けて、
相変わらずの不味いパンをせっせと焼き続けておりました。
サワードウに慣れるよりも先に、
発酵の進み方がよくわかっていないので、
判断ができるようになりたい!と思うようになりました。
ここの感覚がわからないと
生地の状態がいいのか悪いのか、もわからないし。

という事で、この便利な時代、
カンパーニュやサワードウブレッドの動画をあちこち見まくってました。
サワードウに関しては海外のものが沢山出てくるし、捏ね方も面白い物があったりします。
サワードウやカンパーニュって、捏ねたら目が詰まってしまうんじゃなかったの??
とビックリ。
多分、捏ね方ひとつ取っても色々なので、
そのパンに合った扱い方であればうまくいくんだろう、と思いました。
そういうの(生地をポテポテ触ったり動いてる様子)から生地の状態を見るのがとても参考になった。
生地の混ぜ方、まとめ方、扱い方。
どれも、粉や水や酵母の割合が同じようなもんで、
あるいはもっと水が多くて形成などできやしない生地だとしても、
発酵後のなんとも言えない、ぽむぽむぷるんとした感じになるのはなんで??
と、ずっとわからなくて、
まとめ方かな?
水の量が多いのか?
発酵時間?
と色々やってはいたのだけど、
相変わらず、ペタンコにだらっとしていて、
パンというよりむにゅむにゅずっしりした何か、
が焼きあがってまして。
以下、過去の画像ですが。
これらとそんな変わらんくて、
写真撮るまでもないわ、と。
ここ最近は、
確認の為に切って、断面を見て、
1切れ2切れ食べ、
ゴミの日に捨ててました。
胃もたれするし消化不良みたいになるんだもん。
リメイクもする気になれない。
フレンチトーストだのラスクだのしても、
美味しくならない。
というか控えめに言ってマズい。

そして、ある時、
どうも生地がだらーんとしてるなぁと思って、
もしかしたら、
発酵がうまく行ってないのかも?
と思うようになった。
これまでは、発酵がイマイチ=時間が足りない、と思っていたので、
時間さえ置けばいいのかな?
と考えたりしたけど、
発酵時間をいくら置いても、
酵母の状態が活発じゃないのだとしたら??
当然、
いい生地にならない。
酵母のチカラが足りないのかな?と疑って、
思い切ってベタなドライイーストを使ってみることに。
本当は赤サフが良かったけど、
近所に売ってなくて。
カメリヤの使いました。
これまでの白神こだま酵母と同じ2g。
そしたら、なんと、
粉と水を合わせて、休み休み折りたたむ作業をする時に既にもう膨らんできて、
え?!![]()
となって。
30分置いておくだけでもうみるみる膨らむ。
翌朝焼きたかったので、
こりゃやばい!
と野菜室へ移動しおやすみ頂きましたが、
朝になって取り出すと、
容器の蓋が押し上げられてた![]()
あー、これはもう全然違うわ!!
と。
形成する時もグルテンがしっかりしているからなのか、これまでよりもしっかりとしてた。

野菜室から出して、室温に戻りきらないうちに形成したのに、
2次発酵もグングン進んでしまい、
出かける予定があったから、これまたヤバい!
となって、
今度は冷蔵庫でお休み頂いて、
帰宅して焼こうと思ったら、
冷蔵庫のあの温度の低い中でも発酵がかなり進んでて。
今までの酵母、弱すぎやった、ってことが分かった!
生地の扱いも勿論大切とは思うけど、
酵母がしっかりしていなければ意味ないのよねー。
今まで散々失敗したお陰で、それはもう身に染みてわかりますよ、ええ。
そしてやっと形になったカンパーニュ。
嬉しい、嬉しすぎる。
オンボロオーブンだから、
温度は上がりきらないだろうし、
スチーム機能も付いていないけど、
今回、普通にクッキングペーパーに乗せて焼いただけなのに、
もう全然焼けた!!
生地がうまく育っている事は絶対条件。
それが出来ずして、
いくらオーブンがハイスペックだったとしても、
多分美味しいパンにはならぬ。
この生地も、確かに、エッジは立ってないし、
釜伸びもイマイチだけど。
ポンコツオーブン、頑張るやんけ!
お前、いい仕事するやん!
と褒め讃えたい気持ちだった。

ここまでで色々わかったことがあるので、
サワードウのみの酵母で焼くとしたら、
相当に酵母が活発でないといけないな。
ちょっとそこまですぐには育たないだろうから、
しばらく少量イーストとサワードウの捨て種で焼こうと思う。
今日は白神こだま酵母で焼いた。
ちょっと、2次発酵を取りすぎちゃったかも?
ってのと、
(お風呂のカビ取りの準備をしてたらうっかり
)
ひっくり返す時に布巾がひっついちゃって、
所々破れてて若干しぼんだけど。
上手く焼けてると、匂いでわかるわ。
今朝は昨日のをスライスして食べました。
気泡が大きいところは無いけど。
今はこれでも十分![]()
少し楽しくなってきた
読んでくれてありがとう。










