それは、ある日の朝、突然現れました。
右足の第4指、薬指のホント先っちょ。
毎朝恒例のストレッチをしていて
「ん?指先に赤いホクロ?」
たった一晩で、ホクロのような赤い小さな点が現れました。
内出血のような、触ると少し硬さを感じるくらいの赤い生きボクロ。
痛くもカユくもないから、放っておいて大きくなったら受診すればいいか♪
くらいに思っていました。
ゆっくりと少しずつ成長した赤いホクロは1ヶ月くらい?で2ミリ程の大きさになりました。
でも、ここ最近は成長も止まったみたいなので、
気まぐれで、寝る前に爪で引っ掻いたら、
小さく血が出てきました。
針で突いたくらいの出血。
・・・のつもりだったのに、
みるみる出血し始めて、
それはまるで鼻血くらいの勢い!
ティッシュで押さえてみたけれど、5分経っても止まらない!
ホクロから鼻血!!!
自宅にあるガーゼやゲンタシン軟膏(細菌を殺菌する塗り薬。抗生剤。)やフィルムを使って、
母と2人がかりで指を巻きました。
翌日の今日は偶然シフト休日だったので、念のため、皮膚科を受診。
先生に経過を説明すると、
毛細血管拡張性肉芽腫
(もうさいけっかんかくちょうせいにくがしゅ)
との診断。
医療検索サイトMedicalNoteによると、
皮膚に生じる赤く柔らかい小さな良性腫瘍で、血管拡張性肉芽腫は傷をきっかけに生じることがあるため、こうした細かい傷の付きやすい部位に出やすいと考えられています。
とのこと。
そして、液体窒素で焼灼療法を行います。
綿棒の先に液体窒素を付けて、
私の指先へジュウゥウゥ・・・
また液体窒素を付けて、
ジュウゥウゥ・・・。
これを何度か繰り返すうちに痛くなってきて、
私 : 「先生、痛くなってきた。」
先生 : 「うん。」
私 : 「イデデデデ!」
先生 : (無言。)
“ 根性焼き ” が終わったころには指先がズグンズグン疼いて、痛いのなんの!
まともに歩くことなんてできなくて、ヘッピリ腰でヒョコタンヒョコタン。
そして、
「 “ 枯れる ” まで、これを2週間ごとに繰り返します。」
「じゃあ、2週間後にまた来てください。」
と言う先生。
私 : 「お風呂に入ってもいいですか?」
先生 : 「いいですよ。」
私 : 「私は介護職で入浴介助をするから足がビショビショになるんですけど?」
先生 : 「後できれいに洗えばいいです。」
私 : 「じゃあ、スーパー銭湯へ行ってもいいですか?」
先生 : 「それはダメです。」
おのれ・・・
(皮膚科医だから?)色白でツルツルした奇麗な顔をして飄々と言うな!
ちなみに、
「出血した時は指の根元を押さえるのではなくて、傷そのものを上から押さえてください。」
と、先生にも看護師さんにも念を押して言われました。
えッ?!そうなの?!
昨夜、やっちゃったよ!
そして、
液体窒素で焼かれた傷には、注射を打った後に貼る、あの四角いテープを
ペチっと貼っておしまい。
飲み薬も塗り薬も処方なし。
うーん。
毛細血管拡張性肉芽腫って、そんなモンなのかな?