昨日、職業訓練校を無事卒業し、
「介護職員初任者研修」(旧:ヘルパー2級)という資格を取得いたしました。
通い始めた8月は、ももも猛烈に暑い夏の真最中で、毎日、エアコンスイッチ争奪戦だったというのに、
卒業する今ではヒートテック着ちゃっているんだもんねー!と、
あっという間で、でもよく考えると長かった3ヶ月間を、クラスメイト達と笑い合いました。
そのクラスメイトのうち、4分の1の人が就職を決めて卒業していきました。
就職先が決まっていないまでも、面接を取り付けている人がさらに何人かいました。
残念ながら、私はその中の1人ではありません。
職業訓練校に入学した当初は介護職に就くということを本気で考えてはいなかったのですが、
9月になってから毎週末、本当に毎週末、介護施設を見学しに行ったり、ボランティアをしたり、
現役介護職員である知人に話を聞いたりと、我ながら本当に意欲的に活動しました。
「介護職に就きたいから。」 というよりも、「こんな機会は、もう、一生ないだろうから。」 という理由からでした。
そして、介護の勉強をすればするほど、施設訪問やボランティアをすればするほど、
“ 介護職 ” に惹かれていきました。
でも、私の周りの人からは、私が介護職に就くことに対して賛否両論あるのです。
「トッシュちゃんは介護職に向いていると思う。」
「トッシュちゃんは介護職に向いていないと思う。」
向いているという意見で言えば、4つの介護施設からオファーをいただきました。
「ぜひ、ウチで働いてほしい!」 と大絶賛されての熱烈オファーでした。
自分で言うのも何ですが(照)丸い顔して、ニコニコ笑顔で、おしゃべり上手で、介護技術も丁寧で、
ボランティアや実習先のお年寄りからも大人気でご指名を受けるほどでした。
逆に、向いていないという意見で言えば、じつは誰より両親が反対しています。
介護職という仕事に偏見を持っていて反対しているのではなく、
何度も病気を患った私の身体を案じてのことです。
まあ、両親に限らず反対する人は誰もが必ず、「介護職はシンドイでぇ!」 と言いますが。
「それだけパソコンができるのに、あえて介護職に就かなくてもいいんじゃない?」 と言う人もいました。
「あなたは性格が良すぎるから、優しすぎるから、介護職には向かないと思う。」 と言った人もいました。
それは、優しすぎるがゆえに仕事と私的感情との線引きができなくなってのめり込んでしまって、
自分で自分の首を絞めることになってしまうから、だそうです。
そして、私が何より悩んでいる理由は、労働条件・待遇面のこと。
介護職にはとても魅力を感じているのですが、
来月で41歳になる独身子供ナシの身としては老後に迷惑をかけるのは愛しの甥君になってしまうので、
健康な身体を維持しながらできるだけ長く働いて、ピンピンコロリといきたいわけです。
そのためには、夜勤はできません。
(夜勤は乳がん発生率を高めるという説があります。)
それから、社会保険をかけてもらうことは必須です。
でも、介護職で社会保険をかけてもらおうと思ったら、パートでは無理。
でも、正社員になったら週に一度の夜勤が必須の、この業界。
さらには私、社会人になって20年、土日祝休み以外の会社で働いたことがありません。
年間120~125日の休日がありました。
それが介護職となるとシフト制平日休みで年間80~90日になります。
もちろん、盆も正月もGWもありません。
そして給与。
何の自慢にもなりませんが私、30歳以降は時給1000円以下で働いたことがありません。
でも介護職は時給で換算すると800~900円。
収入激減です。
そんな状況で、この身が持つのかしら???
そして細かい(くだらない?)ことを言えば・・・
介護職はピアス禁止です。
ネックレスも禁止です。
ネイルはもちろん、爪を伸ばすのも禁止です。
スカート禁止です。
女性らしい服装(襟元が開いていたり、フリフリヒラヒラした服)も禁止です。
ストッキングを履く必要がなくなります。
パンプスを履く必要がなくなります。
化粧も薄化粧になって、そのうち眉毛も書かない100%スッピンになるかも、です。
要するに、今までの “ OL生活 ” とは丸反対の、
女性として色気ゼロの生活になるわけです。
嫁入り前の娘として(笑)それはいかがなものなのか?
でも、今から3年の実務経験を積めば、国家資格を取得できる!
(厳密に言うと、国家資格試験を受験できる資格が取れる。)
それに、今後30年は売り手市場で生涯仕事に困ることはない!
それでも介護職に就く?!
就ける?!