2013年6月26日(水)。
入院13日目。
手術3日目。
お腹を手術した時のお約束のセリフ、
「ガス(=オナラ)は出ましたか?」
主治医先生が来るたび、看護師さんが来るたび、訊かれます。でも、手術2日目にして、まだ出ません。
なので、
腹痛やお腹の張りをやわらげる漢方薬:大建中湯(だいけんちゅうとう)と
胃酸の分泌をおさえる薬:タケプロンOD錠の服用再開の指示。
まだ完全絶食中なのに、薬だけは再開かよォ・・・凹
9:00、妹が母と一緒に様子を見に来てくれました。
「お腹、見る?」
と、パジャマをめくってお腹を見せる。(笑)
そういえば、私も見てないな。
手鏡をもらって見てみると・・・
おヘソの真上にテープが貼ってある。
それは、例えて言うと、「生春巻きのライスペーパー。」
あ、でも、まだ水に湿らせる前の乾燥した状態のライスペーパーです。
もちろんあんなに硬いわけじゃなくて、肌に密着して柔らかいのだけど、あの色とか厚みが似ています。
テープの大きさは10cm未満くらいかな。
その下にはガーゼらしきものが入れてあって、傷痕そのものは見えません。
そのおヘソの上下左右4ヶ所に、1~2cm長さと思われる切開痕があります。
(貼ってあるテープの大きさで判断。)
子宮筋腫核摘出手術や乳房温存手術をしたときは、その傷痕を見て涙したけれど、今日は
「これなら、たぶん、時間が経てば消えるよな!」 という言葉が私の口から出ました。
自分で自分を励ますように、慰めるように。。。
その最中に主治医先生の回診。
「今日は尿道カテーテルを抜くから、そしたらしっかり歩くように。」 と指示されました。
それを聞いた母は嬉々として、
先に帰る妹を 「エレベーターホールまで見送りなさい!」 と私を強制連行。 ふぅー。
その後、尿道カテーテルの抜去がありました。
痛くはないけど、あの、「にゅるん。」 という感じは嫌だねー!
自力でオ○ッコができるようになったのは嬉しいけれど、再び採尿&計量の指示。
ああ、メンドクサイ。
しばらくシャワーを浴びることができないので、
ベッドに座り、母が蒸しタオルで身体を拭いてくれました。
・・・が、痛てててて!
やっぱり手術直後はプロ=看護師さんに拭いてもらったほうがいいかも、です。
手術後2日目にして、もう、おヘソのテープが剥がされて、
窪みに入れてあった綿球を交換しました。
子宮筋腫核摘出手術や乳房温存手術のときは5日以上テープを剥がさなかったんだけど・・・
もう、剥がす???
ちなみに、これ、痛かったです・・・。(涙)
モルヒネ(←本当はモルヒネじゃないよ?笑)の残量が残り1回分になったので、1プッシュ。
「あーあ。 終わっちゃった!」
看護師さんが笑いながら撤去していきました。
午後、病棟内の廊下ウォーキング。
やっぱり、途中で休憩が必要でした。
その影響か?痛みがかなりひどくなり、牛乳点滴をお願いしました。
夕方、恐る恐るウォーキングしてみたときは大丈夫でした。
二度の手術で経験済みだから分かってはいたけれど・・・
手術中に気管内挿管をしていたせいで、
手術後1~2日経つと喉のイガイガ感、痰が絡んでいる感が出てきます。
これを解消するために 「ゴホンッ!」 と咳払いをしたいのだけど、これが出来ない!
お腹が痛くてできない!
あんな簡単なことなのに、腹筋を使うのよね。 かなり。
だから、咳をすると猛烈に痛い!
クシャミなんかした日にゃ、気絶しそうなくらい痛い!
病室って乾燥しやすいから、
枕元のハンガーに濡らしたタオルをかけて湿度を保つようにしていたのだけど、
それでも咳も痰も止まらない。
「けけけケホッ・・・。」
「うううェっホ・・・。」
「う゛う゛う゛・・・。」
もし大部屋だったら、たぶん他の人に 「お隣さんの様子がおかしい!」 って
ナースコールを押されてしまうんじゃないかっていうくらいの、
腹筋に影響が出にくい咳払いを1日中、それこそ、昼も夜も夜中もやっていました。
術後しばらくはこれが辛いんだよなあ・・・。