2013年6月15日(土)。
入院2日目。
地獄の一夜が明けました。
鼻から入れてあるチューブのせいで、嘔吐(えず)いたり咳が出たり、
お腹の痛みは昨日の激痛よりはマシになっているけれど
相変わらず陣痛みたいに周期的に、おヘソの周りが捻じれるように痛むし、
看護師さんが見回りや点滴交換で何度も来たりして、
22:00に消灯してから6:30の早朝採血まで30分おきに目が覚めました。
しかも左足の甲から採血だよ!激痛ーッ!

昨日に引き続きレントゲン撮影。
ふー。
眠たいのに、眠れない・・・。
お腹の中に “ 異物 ” が入っているからか?
平熱の低い私が37.5度の発熱で氷枕をしてもらいました。
血圧も日頃は上が110以下なのに、148と高い。
下痢も始まる。 水下痢。
昨日はイレウス管といわれるチューブを通して、お腹の中から得体の知れないものが出ていました。
色は昨日吐きまくった嘔吐物と同じ色なのだけど、川の藻みたいな、モロモロしたものも出てくる!!!
私の視界の中にチューブが入っているので、
ヂュブヂュブ音を立てながらバキューム・マシンへ吸い込まれていくのが見えるのです。(怖)
今日はソレが、濃緑の抹茶色になっています。
2日前の夜から何も飲み食いしていないし、水下痢も出ているのに、
私のお腹の中には何があるんぢゃーッ?!
11:00頃、母が入院グッズを持って来てくれました。
午後、主治医先生の回診。
前日の夜、父と一緒にネットで腸閉塞(腸重積:ちょうじゅうせき)についていろいろ調べてくれたとのこと。
母の話によると、
「腸重積は患者のほとんどが2歳未満の乳幼児で、生後4ヶ月から1歳までが好発年齢だってよ!」
え?そ、そうなの?!
私ゃ、年齢ばっかりトシくって、身体はお子チャマなんかい?!
生理のたびに激しい激痛が起こるのは、
腸閉塞(腸重積)を起こしている小腸の最後のあたりの回腸に
子宮内膜症による癒着が起こっているのかも、とのこと。
イレウス管で腸重積が改善されなかったら、腹腔鏡(ふくくうきょう)で手術、
癒着が激しかったらそのまま開腹手術することになる、と告げられました。
喉の痛みを訴えたら、飴は舐めてもいい、と許されました。
でも、乳成分や固形のものが入っている飴(ナッツとか?)はダメなんだってー。
そして14:15。
イレウス管をさらに奥まで入れる処置をするため、車椅子でCT検査室へ連れて行かれました。
嫌な予感、嫌な予感、嫌な予感・・・。
ぎゅぅおぇーッ!!!
たった10センチ奥へ差し込むだけで、また、あの地獄の苦痛を味わいました。
主治医先生が造影剤を入れるたび、鼻→食道→胃と冷たい液体が流れているのが感じられ、
痛い、苦しい、痛い、苦しい!
結局、昨日から今日にかけて、私の身体の中には2メートル以上のイレウス管が入れられました。
(チューブにね、長さのメモリが書いてあるから自分で分かるの。笑)
お腹の痛みがひどくなり、
お腹から聞こえる、あの水道の下水管に水が流れるような
ズゴゴゴゴロゴロゴロゴロ・・・
っていう音も、ひどくなった。喘息のようなしんどさも出てきた。
こんな状態なので、家族以外の面会は一切お断りしました。
友達も、近日中に会う約束をしていた人だけにメールでお断りの連絡をしました。
食いしん坊の私が絶食させられ、
お喋り好きな私が人との会話もままならず、
長時間座っていられないからテレビを見ることもできない。
ああ、辛い、辛い、辛い・・・。