今年の春頃だったと思う。
「真珠の耳飾りの少女」 が日本へやって来ると知ったのは。
しかも、それが神戸まで来ると分かったその瞬間から、「絶対に観に行く!」 と決めていた私。
これぞまさしく芸術の秋!の、11月3日、文化の日に行ってきました。
「マウリッツハイス美術館展」 in 神戸市立博物館。

毎度おなじみ(?)地元で唯一の “ 芸術に興味を持つ同世代 ” の友達、
元派遣社員仲間で沖縄石垣島旅行へ一緒に行った友達、Yさんと一緒です。
じつはこの展覧会、広島では、ほ~っとんど宣伝されていなくて、バスツアーとかも少なくて、
とあるバスツアーなんか、「人数が集まらないので催行中止にしました。」 って言われたくらいでした。
全国放送のテレビ番組なんかで大注目されているのに?!
2003年にはスカーレット・ヨハンソン主演で映画にもなった、「真珠の耳飾りの少女」 なのに?!
信じられんッ!!!
って言いながら催行決定の別のバスツアーに申し込み、
高速道路を使って片道3時間半かかっても、ツアー料金7,980円払ってでも行ってみると・・・
大混雑!
まだ午前10:30なのに入場制限がかかっているくらいでした!
「真珠の耳飾りの少女」 の画家:ヨハネス・フェルメールはもちろん、
絵の具のブランド名にもなっている画家:レンブラント・ハルメンス・ファン・レインとか、
画家の名前は知らなくても、「あー、この絵、教科書に載ってた!」 という作品も多くあって、
屋外はすでに肌寒い気温なのに博物館の中は熱気でムンムンするほど。
牛歩状態で進みながら 「真珠の耳飾りの少女」 にたどり着くまで1時間かかりました。
あまり大きくない作品ですが、やはりキレイでした. . 。 . : * ・ ゚ ☆
でも、テレビやポスターの絵は色が鮮やかに見えるように修正してあるので、
実物を見ると少し地味色に思えます。
まあ、今から347年も前の1665年頃に製作された作品だし、
たぶんそうだろうなと想像していたのでショックは受けませんでしたが。
ところで、この会場ではこんな写真が撮れます♪

額縁と黒い背景の間に入って、真珠の耳飾りの少女 “ 風 ” 。
じつはコレ、まわりにものすごくたくさんの人がいて、
写真を撮るのも(←Yさん)撮られるのも(←私)かなりの勇気が必要でした。(笑)
職場の若い営業マンにこの写真を見せたら、
「お!モナ・リザ!」
って言ってました。
違うわいッ!
神戸市立博物館を出ると、すぐ近くにある 「KOBEとんぼ玉ミュージアム」 へ行きました。
そこで、とんぼ玉の手作り体験をしました。
1.自分でガラス棒の色や模様を考える。
2.ガラス棒をバーナーで熔かして、水あめみたいにステンレス棒に巻き取って玉にする。
3.模様を表面につけて、熔かしてなじませる。
あとは1時間冷まして出来上がり・・・なのですが、思ったより簡単ではありませんでした。
ステンレスの棒をムラなくクルクル回し続けるのって意外と難しかったです。
しかも、とんぼ玉1個作るのに1200円、かんざしを作った私の場合パーツ代が1740円。
あんまり安くないかんざしになりました・・・。(苦笑)


でも、それなりにお気に入りのかんざしになったけど♪
とんぼ玉を作った後は南京町=中華街を散策しました。

昼食はテキトーに入ったお店で飲茶風ランチ定食。

それなりに美味しかったけど、猫舌の私にちょうどいいくらいの熱さだったということは・・・
「冷めてた。」 ってことですナ。
16時には再び神戸市立博物館からバスで帰路に向かいました。
5時間半の神戸滞在はちょっと急ぎ足でしたが、それでも充分満足の “ 文化の日 ” になりました!
・・・となるはずが。
帰りのバスの中でYさんが、今回のマウリッツハイス美術館展の公式図録を開けようとして悲鳴を上げました。
中の数ページがクチャ!っとなっているではありませんか!
ビニールでパッキングしてある内側なので、購入前からそうなっていたのは明らかです。
ツアーバスの私たちはすでに帰路の途中。
交換してもらうために引き返すことはできません。
図録って安くないのに~・・・。
そして帰宅した後のマキチャントッシュにも悲劇が。
「いつか甥君にも理解できる日が来るといいな。」 と思って買った絵本。

うさぎのミッフィーちゃんの生みの親、絵本作家のディック・ブルーナは
マウリッツハイス美術館のあるオランダ出身です。
「このバッグに入れられるようになっていますよ♪」 という売店のお姉さんに乗せられて
絵本とバッグの両方を衝動買いした私。(絵本とバッグは別売です。)

自宅で片付けようと思ったら・・・
入らない?!

縫い子が悪いのか?パタンナーが悪いのか?どう見ても、頑張っても、入らんッ!!!
♪ 神戸 泣いて どうなるのか ・・・
「そして、神戸」 song by 前川 清
(この曲が分かるアナタは、かなりのオ・ト・シね。笑)
Yさんの図録といい、私のバッグといい・・・
朝日新聞!
金返せーッ!!!
(※この展覧会は朝日新聞が主催なのですヨ。)

真珠の耳飾りのミッフィー。
衝動買いの産物・・・。