乳がん未遂事件があってから、
「朝には紅顔ありて、夕には白骨となれる身なり。」
「今日生きていられたのは奇跡。」
「明日が来るのはもっとすごい奇跡。」
だから、
「今できること、今しかできないことを、今やろう！」
「嫌なことはしないけど、何事もチャレンジしてみよう！」
そして、
「３０００メートル級の山で素人でも登山できるのは、世界中でも富士山くらいだ。」
と聞いたから、
「今年で４０歳になる記念に、富士山に登りたい！」
と思い立った私。
「一年の計は元旦にあり。」 という言葉のとおり、
今年の元旦に、「私、富士山に登るから。」 と宣言して両親に 「はぁ？！」 とバカにされて８ヶ月。
富士山に登りたいと意識し始めてからじつに１年半かかって、ついに実現しました。
２０１２年８月４日土曜日。（広島は）晴れ。
朝５時半に家を出て電車と新幹線と特急を乗り継ぎ、山梨県へ。
今回は４つある登山ルートの中から “ 吉田ルート（旧：河口湖ルート） ” から登ります。
登山パーティーは私を含む４人で、
あの、沖縄石垣島旅行へ連れて行ってくれた、Ｋ課長と山岳部出身の息子さん、
Ｋ課長の知人で某放送局ディレクターさん（女性）、というメンバーです。
（Ｋ課長は本当に多趣味な人で、登山もそのひとつです。）
Ｋ課長以外の３人はみんな初対面でしたが、すぐに仲良くなれました。
ちょうどマイカー規制の始まった富士スバルラインの入り口、山梨県立富士北麓駐車場へ車を置き、
シャトルバスで富士山五合目まで登りました。
エアコンが効いていたバスから降りた途端、「は！涼しッ！」っていうくらい気温が低い＝標高が高い富士山。
そりゃ、ポテトチップの袋がパンパンになるくらい気圧も低いわけだ。
まずは富士山五合目郵便局の前でパチリ。
そして、腹ごしらえをしようってことで、富士山ピラフ。
目の前でお湯を注いでくれるインスタントわかめスープが付いて９００円。
何やら言われのある富士山の名水と一緒に。
奥に写っているのはＫ課長の噴火（爆発だったかな？）カレー。１２００円。
どちらも、お世辞にも美味しいとは言えません。
そして、このピラフを食べながら感じたことが。
私 ： 「ふう！コレ食べるだけで息が切れますー♪」
３人 ： 「？？？」
実はこの症状が、この後に苦しめられる地獄の前触れでした。
レストラン２階から見た広場。
ものすごい人です。
これから登山する人、下山してきた人、登山はしないで五合目観光だけの人・・・。
観光バスもこんなに来ています。
五合目の隅に小御嶽神社（こみたけじんじゃ）があります。
富士山は霊峰＝神体山として富士信仰というのがあるそうで。
無事に頂上まで行けますように、
天気に恵まれますように、
お賽銭を１００円 “ も ” 入れて（笑）お願いしました。
富士スバルライン五合目＝吉田ルート五合目の標高は２３０５ｍ。
山頂まで７．５キロあります。
平地なら私の足で１キロ＝２０分として、単純計算で２時間４０分の距離です。
平地なら、ね・・・。
自分撮り。
４人全員が順番に撮りました。（笑）
「笑って撮れるのもココまでだよねー！」 って言いながら・・・。
そして赤い矢印のほうへ歩き始めました。
午後３時。
いよいよ、ここからが本当の登山開始です！！！
次回へ続く・・・。