先日、派遣先会社の社員さん6人が、関東から広島観光にやって来ました。
1泊2日のうち、1日目は広島県の西の端にある宮島を、
2日目は広島県南東部に位置する尾道市(おのみちし)を観光することになり、
尾道の近くに住む私にお声がかかって案内することになりました。
尾道は、「坂の街」 「文学の街」 「映画の街」 として知られています。
映画は、大林宣彦監督が出身地尾道を舞台に撮影した 『尾道三部作』 といわれる作品、
「転校生」 主演:尾美としのり、小林聡美 (1982年公開)「時をかける少女」 主演:原田知世 (1983年公開)「さびしんぼう」 主演:富田靖子 (1985年公開)
が有名です。
最近では、NHK朝の連続テレビ小説 「てっぱん」 (2010年10月~2011年3月)で
ヒロイン:村上あかりが生まれ育った地という設定になっていました。
まあ、このくらいは知っていた私ですが、
わざわざ関東から来る6人と、広島市から参加する社員4人も含め全員広島以外の出身者。
ならば一応予習しておこうかと思い、薄っぺらいガイドブックを買って読みました。
が、意外と知らないものですねー。
あまりに地元すぎて。
お昼は “ 尾道焼き ” か “ 尾道ラーメン ” が食べたい!ってことだったので結局、
尾道焼きを食べることになったのですが。
「尾道焼きってなんですか?」 という質問に対して私は、
「広島風お好み焼きに海鮮が入ったものです。」 と皆さんに説明したものの、
正確には、砂ずり(砂肝)とイカ天が入ったものを言うらしい。
ご一行の皆様、ゴメンナサイ凹
(でも、海鮮が入るっていうのも間違いではないそうです。)
だいたい、つい最近まで “ 尾道焼き ” なんて言い方はなかったし。
(たぶん、「てっぱん」 の影響。)
商店街のオバチャンに聞いて教えてもらったお好み焼き屋は、ちょっと残念な味だったし。

もっと美味しいお好み焼き屋は、いくらでもあるしーッ!
尾道で有名なガイド犬:ドビン(柴犬系雑種♀)は昨夏18歳で死んじゃってたし。
不幸中の幸い?だったのは、
「あそこに見える神社、映画 『転校生』 で尾美としのりと小林聡美が抱き合って転がり落ちる石段の神社ですよ!」 とか、
「この坂道、小林聡美が自転車で一気に駆け上がるシーンの坂ですよ!」
って説明できたこと。
大林映画にたびたび出てくる、“ 茶房こもん ” の美味しいワッフルを紹介できたこと。(笑)
ロープウェイで千光寺(せんこうじ)山に登り、展望台から景色を眺めたり、
文学のこみちを歩いたり、千光寺にお参りできたこと。


夕方、広島空港まで皆さんを見送ったら、後日、お礼のメールが続々と送信されてきて、
さらに、こんなものまで送ってきてくださいました!

ベルギー王室御用達のヴィタメール。
あああー・・・。
なんだかとっても申し訳ない。
日頃、朝出社してから夕方退社するまで、オフィスビルから1歩も外に出ることがない私にとって、
他事業所の社員さんに会えることはとっても稀少。
私のほうこそ、すごく嬉しくて、とても楽しませていただいたのに。
もっとちゃんとご案内したかったなぁ凹
そうそう。
尾道出身の人は、他県で、「どこの出身?」 と聞かれると 「広島県。」 とは答えないで
「尾道。」
と答えるそうです。(「神奈川県。」 と答えないで 「横浜。」 と答える感じ?笑)
みなさん、地元に誇りを持っていますか?
観光案内できますか?