乳がんの疑いで乳房温存手術をしてから1年6ヶ月と1日。
東日本大震災からちょうど5ヶ月目の、8月11日。
半年ぶりの乳がん検診に行ってきました。
4人の乳腺専門医と病理検査専門医が 「初期の乳がん。」 と診断するくらいの
(でも実際には乳がんじゃなかった。)症状があった私だから、
本当に乳がんを発症する可能性はかなり高いわけで。
それは生涯続くけれど、半年に一度の検診は必ず受ける!と心に決めているマキチャントッシュです。
生理前の乳房痛の時期を避け、生理終了後に行きましたが、
やっぱりマンモグラフィ検査は痛かった!
検査が終わった後も、両方の乳房がジワンジワンて痛かった。
(でも、絶対、止めないヨ!)
エコー検査もして、
「ハイ!大丈夫!」
という先生の言葉に、ホッ!ここで、「ではまた半年後♪」 と帰ることも出来たのですが、
今日は先生にある質問をしました。
じつは私、両親からPET(ペット)検査をするよう、しつこく言われていたのです。
【PET検査】
「 ポジトロン・エミッション・トモグラフィー 」 の略で、日本語では陽電子放射線断層撮影というそうです。
レントゲンやCTやMRI では発見しづらかった初期のがん細胞の発見や、腫瘍の良性・悪性の判別、転移や再発したがんの確認などが2時間くらいでできるらしいです。
ちなみに、私は手術前、PET検査をしていません。
それは主治医(執刀医)の判断でしたが、もちろん事前にいろんな精密検査をしました。
(記事 『 手術前検査。-1日目- 』 『 手術前検査。-2日目- 』 参照。)
でも、父の知人が定期健康診断的感覚で受けたPET検査で胃がんが見つかり、
一見(一聞?)素人には “ マルチがん検査 ” と思えるPET検査を私に勧めるのでした。
(※正しくは、マルチではありません。)
「手術前に精密検査してるんだから、(他の場所に癌がないか)検査しなくても大丈夫よォ。」
と私が言っても両親は得心せず・・・。
で、半年ぶりの診察を機に先生に聞いてみたわけです。
その先生の答えはというと、
「無駄とは言わないけど、乳房に対しては有用ではないですよ。」
先生の説明をまとめてみると、
手術をする前だったらPET検査を受ける意味があったけど、手術をしてしまった私には
今となっては意味がない。
この検査は(私の場合は)保険が効かない。
ので、我が家の最寄りの施設の場合12万6千円かかる!
PET検査を受けるよりも、乳房MRI を定期的に撮って、
マンモとエコーと共に経過記録として残すほうが意味がある。
(こちらは、手術後の経過ということで保険を効かせることができるらしい。)
ほ~らね♪
だから私はPET検査なんかしないよッ!
でも、乳房MRI については考えてみてもいいかな。
マンモグラフィ検査についても、頻繁に受けることに否定的な意見もありますが、
(頻繁にって、年に2回だけど。)
マンモグラフィで浴びる放射線のリスクより、乳がんを見逃すリスクのほうがはるかに大きいと思わない?
一説によると、アメリカに飛行機で旅行した場合に空から浴びる放射線と
マンモグラフィの放射線はほぼ等しい量だとか。
特に今は福島原発問題で放射線に対して神経質になっている日本人ですが、
アメリカへ旅行したと思えばマンモグラフィでの被曝も怖くないでしょ?!
ま、1年に2回もアメリカ旅行はしないけどね。(苦笑)
本日の診察代はマンモとエコーを含め3,500円ナリ。
何はともあれ、3,500円でまた半年、前向き元気で過ごすことができる!
健康バンザイ!
オッパイ、バンザイ!