もう、1ヶ月以上前の事になりますが。
2011年6月12日。
NHKテレビで、
抗がん剤の副作用で髪の毛を失った被災地の女性のがん患者にカツラを送るため、伸ばした髪を切って寄付する取り組みが行われた。
というニュースを見ました。
一緒に見ていた両親と3人で、ウルウルしました。
こういう支援の仕方があったか、と。
本当にありがとう、と思いました。
髪の毛なんてほっといても伸びるものだけど、でも、1か月で約1cmくらいしか伸びないもの。
ってことは、カツラに使えるくらいの長さの髪の毛は何年もかけて伸ばしてきたものなわけで、
それをバッサリ切って提供するのだから、とても価値があると思うのです。
私も母も髪は長いので、できることなら提供したいところですが、
何せ、2人ともかなりの白髪(を染めてる)だし、
毎日プールの塩素にさらしているし、
なによりクリクリの天然パーマ。
(しかも、カツラには “ 若く ” 健康な髪がいいらしい凹。)
こればっかりは、お役に立てません。
私、大震災が起こってから、ずっと思っていました。
被災地にも、きっと、乳がんで苦しんでいた人がいるはず、と。
乳がんの告知を受けてショック状態だった人。
手術を間近に控えていた人。
術後間もなくて痛みと闘っていた人。
抗がん剤治療の副作用に苦しんでいた人。
乳房再建を計画していた人。
カツラの購入を検討していた人。
でも、この大震災によって、「それどころじゃない!」 ってなった人が、きっといるはず。
そういう人たちのためになにか支援できたら・・・と、ずっと思っていました。
髪の毛を寄付してくださった皆さん、本当にありがとう。
私の分まで、ありがとう。
本当に、本当に、ありがとう。