彼岸花メモワール。

今日は秋分の日。
彼岸の中日ですね。

「暑さ寒さも彼岸まで。」って言うけれど、
そうなることを心から願います。

３日前、我家で彼岸花（曼珠沙華：まんじゅしゃげ）が咲きました。

しかも、白い彼岸花です。

普通は真紅でしょ？
でも、なぜか我家の彼岸花は “ 白 ” なんです。

ちなみに・・・

ウチの地元では、彼岸花を家に持ち込むことは「縁起が悪い。」と考えられています。

道端に咲いているのは一向に構わないのですが、
家の中で飾ったり、
敷地内に植えることはタブーです。

私、子供の頃から彼岸花が好きで、
通学路の川土手を赤く染める彼岸花を手折っては家に持って帰るのですけれど、
やっぱり飾ってはもらえず、
結局、家の外へ捨てるハメになっていました。

その事を思い出して、インターネットで調べてみたら、
煩悩や迷いに満ちたこの世を「此岸」（しがん）と言うのに対して、
悟りの境地であるあの世（＝死の世界）を「彼岸」というのだそうで・・・。

「彼岸花」＝「彼岸」＝「あの世」＝「死」ってことで、
縁起が悪いと言われるのかなあ、と。

それとも、
彼岸花は球根性植物なのだけど、
その球根が有毒だからダメなのかな？

そんなことを思いながら母に、
「ウチのあの彼岸花は、（敷地内なのに）何であそこへ咲くようになったんかなあ？」
と聞いてみると、

「ご近所さんが球根をくれたけ、お母さんが植えたんよ。」

お、お母さん？！

彼岸花は縁起が悪いんじゃ、なかったの？！

私が子供の頃は、植えてくれなかったぢゃんッ！！！