これから先に書くことは
私がエジプト旅行で体験してきた事実ですが
もしかしたら
エジプトに対するイメージが
ガラガラと音を立てて崩れていくかもしれません・・・。
私がエジプト旅行で体験してきた事実ですが
もしかしたら
エジプトに対するイメージが
ガラガラと音を立てて崩れていくかもしれません・・・。
みなさまご存知の通り、
日本の平均寿命は世界一でゴザイマス☆
日本の平均寿命は世界一でゴザイマス☆
厚生労働省が2006年に発表したところによると、
男性の平均寿命は79.0歳。
女性の平均寿命は85.8歳。
男性の平均寿命は79.0歳。
女性の平均寿命は85.8歳。
ワタクシ達にとっては、これが普通なのであり、
驚くことでもなんでもないのですが・・・。
驚くことでもなんでもないのですが・・・。
ツアーバスの中で、エジプト人ガイドさんが教えてくれました。
57歳~ッ?!
私達ツアー客は全員、驚きの声を上げました。
「俺、寿命過ぎちゃってるじゃん!」 という声が、何人かから上がりました。(笑)
エジプトは90%の人がイスラム教徒だと 『 エジプト旅行。 -番外編③- 』 の記事で書きましたが、
イスラム教は戒律が厳しく、また、
「豚肉は食べちゃダメ。」とか、
「お酒は飲んじゃダメ。」とか、
ラマダーン (断食。 約1ヶ月間、日の出から日没までの間、飲食はもちろん、ツバも飲み込んではいけない。)
とか、
“食”に対する禁止事項も少なくないため、
余計に、“食”に対する欲求が高まるのだそうです。
イスラム教は戒律が厳しく、また、
「豚肉は食べちゃダメ。」とか、
「お酒は飲んじゃダメ。」とか、
ラマダーン (断食。 約1ヶ月間、日の出から日没までの間、飲食はもちろん、ツバも飲み込んではいけない。)
とか、
“食”に対する禁止事項も少なくないため、
余計に、“食”に対する欲求が高まるのだそうです。
オマケに、エジプトのお菓子(デザート)といえば、すべてが異常なほど甘い!
だから、
国民が肥満傾向にあり糖尿病が多いので平均寿命が短いのかも・・・と、
ガイドさんが言っていました。
国民が肥満傾向にあり糖尿病が多いので平均寿命が短いのかも・・・と、
ガイドさんが言っていました。
エジプト人って、メタボリック人だったのね・・・。(爆)
日本には馴染みの薄い、チップ。
Yahoo!辞書には、
『 チップ : サービスや芸などに対する慰労や感謝の気持ちとして与える少額の金。心付け。祝儀。 』
と書かれています。
『 チップ : サービスや芸などに対する慰労や感謝の気持ちとして与える少額の金。心付け。祝儀。 』
と書かれています。
私達日本人には、その習慣がありませんが、
まあ、考えようによっては納得のできるものですよね。
まあ、考えようによっては納得のできるものですよね。
エジプトには、そのチップとは別に、バクシーシという習慣があります。
でも、バクシーシについて書く前に、ちょっと前置き・・・。
ツアーバスの中で、
敬虔(けいけん)なムスリム(男性イスラム教徒)であるエジプト人ガイドさんが
右手を出して教えてくれました。
敬虔(けいけん)なムスリム(男性イスラム教徒)であるエジプト人ガイドさんが
右手を出して教えてくれました。
イスラム教には、5つの信仰の柱があり、
親指 → 信仰告白
人差し指 → 礼拝
中指 → 喜捨
薬指 → 断食
小指 → 巡礼
人差し指 → 礼拝
中指 → 喜捨
薬指 → 断食
小指 → 巡礼
と、なっているそうです。
(ちなみに、アラブ世界では左手は不浄とされているそうです。)
(ちなみに、アラブ世界では左手は不浄とされているそうです。)
その中の、喜捨(きしゃ)。
イスラム語で 「ザカート」 と言います。
『 裕福な者は貧しい者に財産を分け与えることで得を積む・・・』
というような意味合いだそうです。
『 裕福な者は貧しい者に財産を分け与えることで得を積む・・・』
というような意味合いだそうです。
ザカートは、自発的に施されるものではなくて、
一種の公共福祉税、救貧税といったように、義務化されているそうです。
一種の公共福祉税、救貧税といったように、義務化されているそうです。
これが、ねじれた考えになったものが、「バクシーシ」 です。
要するに、
ザカート → 裕福な者から貧しい者への施し。 義務。
バクシーシ → 貧しい者から裕福な者へ積極的にせびる。 物乞い。
バクシーシ → 貧しい者から裕福な者へ積極的にせびる。 物乞い。
日本で物乞いをするというコトは、ハッキリ言って、恥ずかしい行為ですよね。
でも、エジプトでは違います。
でも、エジプトでは違います。
「お金持ってるんだから、少しくらいくれたってイイじゃん?」
「貧乏人は金持ちから施されて当然。」
くらいの感覚なのだそうです。
「貧乏人は金持ちから施されて当然。」
くらいの感覚なのだそうです。
そして、
仮にお金をもらえなかったとしても、恨んだり根に持ったりすることはなく、
「あっそう。」 くらい、
サバサバしているそうです。
仮にお金をもらえなかったとしても、恨んだり根に持ったりすることはなく、
「あっそう。」 くらい、
サバサバしているそうです。
で、
私達日本人は、
エジプトのどこへ行っても、この、バクシーシに悩まされるわけです。
私達日本人は、
エジプトのどこへ行っても、この、バクシーシに悩まされるわけです。
本来の意味では、チップ=バクシーシではないのですが、
実際は、そのあたりが非常に曖昧になっているのです。
実際は、そのあたりが非常に曖昧になっているのです。
例えて言うなら・・・
ホテルにチェックインし、
ポーターに頼んで部屋まで荷物を運んでもらったら、その謝礼としてチップを払うでしょう。
でも、
コチラが頼まなければ、自分で荷物を部屋まで運べば済むわけで、
チップを払うということも発生しません。
ポーターに頼んで部屋まで荷物を運んでもらったら、その謝礼としてチップを払うでしょう。
でも、
コチラが頼まなければ、自分で荷物を部屋まで運べば済むわけで、
チップを払うということも発生しません。
ですが、エジプトの場合は違います。
コチラが 「荷物は自分で部屋まで運びます。」 と断っても、
「いいよ!いいよ! 運んであげるよ!」
と言って、勝手にサッサと荷物を持っていってしまいます。
で、部屋に着いたら、
「チップ(=バクシーシ)ちょうだい。」
と、平気で言ってきます。
「いいよ!いいよ! 運んであげるよ!」
と言って、勝手にサッサと荷物を持っていってしまいます。
で、部屋に着いたら、
「チップ(=バクシーシ)ちょうだい。」
と、平気で言ってきます。
観光地でトイレに行くと、たいてい、“ トイレおばさん ” がいて、
頼んでもいないのに、
トイレットペーパーを渡してくれたり、流しの蛇口をひねってくれたりします。
で、
「チップ(=バクシーシ)ちょうだい。」
と、手を出してきます。
頼んでもいないのに、
トイレットペーパーを渡してくれたり、流しの蛇口をひねってくれたりします。
で、
「チップ(=バクシーシ)ちょうだい。」
と、手を出してきます。
町ゆく人々や生活の様子を写真に撮りたくてカメラを向けたら、「チップ(=バクシーシ)。」
ひどい場合は、
コチラが日本人(=お金を持っている)と見ると、いきなり、
「チップ。(←明らかに、物乞いのバクシーシ。)」
と言ってくることも珍しくありません。
コチラが日本人(=お金を持っている)と見ると、いきなり、
「チップ。(←明らかに、物乞いのバクシーシ。)」
と言ってくることも珍しくありません。
イスラム語では通じないと思っているのか?
「バクシーシ。」 と言わず 「チップ。」 と言ってきます。
「バクシーシ。」 と言わず 「チップ。」 と言ってきます。
こんなにすばらしい博物館で、
世界中からワンサカやって来る観光客のために、
トイレをきれいにしてくれて、
本当にありがとう!!!
世界中からワンサカやって来る観光客のために、
トイレをきれいにしてくれて、
本当にありがとう!!!
そう思って、ポケットにお金を用意しておきました。
でも、タイミングが悪く、
私がチップを渡そうとしたときにオバサンが他の観光客の相手をしていたので
渡すことが出来ませんでした。
私がチップを渡そうとしたときにオバサンが他の観光客の相手をしていたので
渡すことが出来ませんでした。
エジプト旅行の中で、
後にも先にも、たった一度だけ、
自分が納得して差し上げたかったチップ・・・。
後にも先にも、たった一度だけ、
自分が納得して差し上げたかったチップ・・・。
ごめんね~!
エジプト考古学博物館のトイレおばさん!
エジプト考古学博物館のトイレおばさん!