エジプト旅行。 -番外編③- | makichantoshのブログ

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Yahoo!ブログから引っ越してきました。
子宮筋腫闘病記から始めたブログが、今ではただの徒然日記になっています(苦笑)

                  これから先に書くことは
                  私がエジプト旅行で体験してきた事実ですが
                  もしかしたら
                  エジプトに対するイメージが
                  ガラガラと音を立てて崩れていくかもしれません・・・。










ムスリマ(女性のイスラム教徒)ファッション。


エジプトは90%の人がイスラム教徒で、10%がキリスト教(コプト・キリスト教)なのだそうです。

だから、見かける女性のほとんどが、イスラムの教えを守る服装をしています。
イスラムの教えでは、
髪、胴体、肘から上、膝から上を見せてはいけないそうです。

一言でまとめて言えば、

女性らしく見える部分を見せてはいけない。

ということらしいです。

だから、
髪の毛はヒジャブ(スカーフ)をかぶって隠します。
子供以外(一説によると、初潮を迎えた女性は)みんな、かぶっています。

私は記憶上、イスラム教徒の人に出会ったことがなかったので、
エジプトへ行ってみて、
ムスリマ・ファッションに、興味を持ちました。

あのヒジャブ、どうやってかぶっているんだろう???


だって、
顔のファンデーションを塗る範囲以外がスッポリ隠れるように、
隙間なく、ピッチリ、かぶっているんですもの。

あるとき、ムスリマの女性を近くで見る機会がありました。 (盗み見なのだけど。笑)
ジー・・・っと見てみると・・・
なんと、待ち針で止めてありました!

ビックリ!
(残念ながら、証拠写真はありません。)





ヒジャブをかぶっている女性はムスリマなわけですが、
服装はバラバラでした。

年配の人は、魔女のマントみたいな、
首から足首までがスッポリ隠れるような服(しかも黒)を着ている人が多かったです。

若い世代になればなるほど、
厳しい戒律の中でもオシャレを気にしている様子で、
一番若い世代(?)の女の子は
カラフルなピチピチTシャツに、マーメイドラインのロングスカートをはいていました。

要するに、
肘が見えているし体のラインも出ている、服装なわけです。
(さすがに、ノースリーブはいませんでした。)

でも、一貫して守られているのが、
ヒジャブをかぶるということと、
脚を見せないということでした。

脚に関しては、絶対!でした。
足首も絶対に見せないし、足のライン(太さ?)も絶対見せません。
だから、
スカートの長さも床スレスレなのです。

でも、
スカートの裾が汚れてないんだよなあ!
不思議・・・。

靴は黒で、厚底風な感じのものが多かったです。
ロングスカートで隠れているので、
どんな形状のものなのか、ほとんど見えませんでした。(苦笑)





ちなみに、
ムスリム(男のイスラム教徒)のファッションはといいますと・・・

カイロ周辺(都会?)では、シャツにスラックス姿の人が多く見られたのですが、
それ以外では、
ガラベイヤという民族衣装(Aラインのスモックで、足首くらいまで長いヤツ。)を着た人が多かったです。

靴は・・・草履やサンダルがほとんどでした。(爆)





こういうイスラムの習慣に基づいて生活している国なので、
日本で発売されているエジプトのガイドブックには
『 露出度の高い服装は避けましょう。 』 と、あちこちに書いてあります。
私の参加したツアー客26人は、全員、ちゃんと守っていました。

ですが、
欧米人は違います。
(今、「欧米か!」 って、ツッコミ入れたでしょ?笑)

「ココは、ビーチリゾートか?!」 っていうくらい、
スンゴイ露出度の高い服装です。

ノースリーブにショートパンツで、
肩出し、ヘソ出し、胸の谷間出しが当たり前。(笑)

サングラスはかけても日除けになるものを一切していないので、
エジプトの強烈な日差しで肌が真っ赤に日焼けしています。

欧米で発売されているエジプトのガイドブックって、どう書いてあるんだろう?

『 郷に入っては郷に従え。 』

(新しい土地に来たら、その土地の風俗・習慣に従うのが処世の法である。 Yahoo!辞書より。)

そんなことは、絶対に書いてないんだろうなあ・・・。

エジプト人男性が欧米からの女性観光客を見て、
「ウッヒョー♡」
って喜んでいるのは、間違いないでしょう。(笑)










アラブ商法。


エジプト旅行。 -1日目- 』 の記事にも書きましたが、
エジプトで買い物(特に、みやげ物)をするのは、本当に大変です。
とにかく、何を買うにも金額交渉です。

本当に、ものすごくボッタくってくるので、
向こうの言い値の半額から交渉していくのですが、
なんせ私達は時間の限られたツアー観光客。

短時間でコトを済ませなければいけません。

それに、金額交渉の前に、
「じっくり見て、どれにするか選ぶ。」 ってことが出来ません。
そういう雰囲気じゃないのです。
「どれにしようかな。」なんて余裕は与えられないのです。

お店に近づいただけで(近づかなくても、だけど。苦笑)
エジプト人、すごい勢いで売り込んできますから。
「買うか。 買わないか。」 の、どちらかなのです。

「Just wait please. (ちょっと待ってください。)」
「I'm thinking now. (今考えています。)」

コチラがそう言うと、一旦、「Oh! OK.」 って言うのですが、
すぐに、
「これはどう?」
「こんなのもあるよ?」
って言ってきます。
(私の嫌いな、洋服屋のお姉ちゃんと一緒ぢゃ! 黙って待っとけっちゅーの!)

まず、買うか買わないかを決めて、
色や形や大きさや購入する数を選んで、
そこから金額交渉です。

カタコトの英語でお互いが金額交渉するのですから、時間のかかること!かかること!





やっとの思いで交渉が成立し、
お金を払って商品を受け取るわけですが・・・

包装なんて、もちろん、しちゃあくれません。

モノが大きければビニール袋に入れてくれることもありますが、
そういうのは、ラッキーと言えます。

それがたとえガラス製品であろうとも、
ソコにおいてあった商品を、そのままポイッて手渡しされます。





エジプト滞在3日目に訪れたアスワンの切りかけのオベリスクのところで、
私はガラスの香水瓶を買いました。
(エジプトみやげとして、香油と香水瓶はオススメらしいです。)

ラクダの形をした香水瓶が気に入った私は、
友達Tちゃんと、尾張の肝っ玉オバサンの3人で
「3人でコレだけ買うんだから○○ポンドにしてよ!」
と値段交渉して(笑)
香水瓶をゲットしました。

でも、プチプチはおろか、箱にも袋にも入れてくれなかったので、
トイレットペーパーで包み、
タオルで包み、
スーツケースで下にならない位置を考えて日本に持って帰りました。

そして、帰宅してスーツケースを開けてみると・・・










イメージ 1

こんなことになってましたー・・・。(号泣)





私からエジプト土産を受け取った方。

恩を売るわけではないのですが、
チャチそうなおみやげに見えても(笑)購入するのは楽ではなかったんだってこと、
知っていただけたら幸いです・・・。(涙)