手術後初めてのシャワーを浴びる前、看護師さんに
「傷に貼ってあるガーゼを取らないで、そのままシャワーを浴びてください。」
と言われた。
「傷に貼ってあるガーゼを取らないで、そのままシャワーを浴びてください。」
と言われた。
どうしてですか?と訊くと、
「傷を見てショックを受ける人がいらっしゃるから。」
とのこと。
「傷を見てショックを受ける人がいらっしゃるから。」
とのこと。
そうは言っても、
ガーゼがビチョビチョになるのが嫌だったし、
私なら大丈夫!と高をくくってガーゼを取ってみた。
ガーゼがビチョビチョになるのが嫌だったし、
私なら大丈夫!と高をくくってガーゼを取ってみた。
看護師さん、アナタの言うとおりでした。
| 「なんじゃ、こりゃ~?!」 |
傷そのものは、細くてピーっときれいな1本線なんだけど、
1週間前までは
ツルンとしていて、
青白くて、
何もなかったその場所に、
紫色のような、どす黒いピンク色のような変色をし、
いかにも“身”を寄せ集めて縫いこみましたって感じの無残な切り傷が、そこにある。
私にとっては
昨日までは何もなかったところに、今日、突如現れたようなものだ。
昨日までは何もなかったところに、今日、突如現れたようなものだ。
ショックで全身の力が抜けるような、でも、
この動揺を抑えることも出来ず、
シャワールームの中でうろたえてしまった。
この動揺を抑えることも出来ず、
シャワールームの中でうろたえてしまった。
そして、涙がこみ上げてきた。
「ああ!私のお腹が・・・。」
「どうしてこんなことになっちゃったんだ・・・。」
後になって思った。
看護師さんの言うとおり、
手術後初めて傷を見るときは、
ショックで倒れても危なくない場所(ベッドとか)で見たほうがいい。
手術後初めて傷を見るときは、
ショックで倒れても危なくない場所(ベッドとか)で見たほうがいい。
女性なら、なおさらだ・・・。