コメディ映画を探していた時にドリュー・バリモアが主演だったので借りて視た。
すっごく良かった!
50回目のファーストキスはハワイが舞台のラブコメディだ。
主人公のヘンリー(アダム・サンドラ―)は特定の恋人を持たない主義の、ハワイ在住のプレイボーイの獣医。
いつかアラスカに生態調査に行くのが夢だが、今はハワイに旅行にきた女性を口説いてアバンチュールを楽しむ日々を送っていた。
女性とのしがらみを嫌うヘンリーだったが、ある日バーガーショップで見かけた地元在住のルーシー(ドリュー・バリモア)に一目ぼれ。
その場で口説いて意気投合し、翌日のデートにこぎ着けるも、翌日、彼女は別人のように冷たく…!?
実はルーシーは、交通事故が原因の、記憶を1日しか保てない脳の病気に侵されているのだった…!
という感じで始まる。50回目のファーストキス
脳の病気という重いテーマが全く重く感じないテンポの良さと展開がウリで、記憶を保てない事で生まれる展開が目を引いていく。
ルーシーは記憶が1日しか持たないので、本人的には交通事故に会う当日を延々と繰り返しているが何も気づかない、というのが切ない。
同じ人間でも毎回同じ口説きの手法が通じるとは限らず、四苦八苦するも前向きなヘンリー。
主人公ヘンリーが毎日、違う方法でルーシーを口説いていくのが面白くもあり、見ていて心を打つ。
だってどんなに口説いても、2人の仲が進展しても、翌日、ルーシーはヘンリーの事をすっかり忘れてしまうのだから…
そんな主人公2人の回りを固める脇役達も個性的で、下ネタ好きの同僚、バーガーショップのおかん、ルーシーのお父さんと筋肉馬鹿の弟。そして動物園(水族館)の動物達が良い味を出している。
特にルーシーのお父さんと弟の家族愛も良かった。
記憶を保てないけど一歩一歩近づく2人の距離。
果たしてルーシーはヘンリーの記憶を保てるようになるのか?!
そしてヘンリーはどう行動していくのか?!
最後まで展開が読めないのでハラハラする。
ラストシーンはこう来たか~!と、ラブコメ史上残る爽やかさと感動が待っています。
思わず泣いてしまいました。
ご都合主義なアメリカンハッピーエンドに持っていかない所に好感が持てました。
ハワイの綺麗な景色にも癒されました~
主演のアダムサンドラ―も、意識して見るのは初めてだけど、凄くいい演技と味がある俳優さんです。
彼の他の出演作品を見て見たくなります!
50回目のファーストキス、ネタバレなしで1回は見る事をお勧めできる良作です。