PM11:00
Aちゃんから
ようやく
着信が入りました
(健全な女子高生なんだから眠いわぁ
)
Aちゃん:「遅くなってごめんね
」
私の心:1時間近くまちまちた
もう、寝てやろうと思ったのは秘密にしとこ
私:「うん、大丈夫。で、どうしたの?」
Aちゃん:「今日、先輩バンドのライブがあってね!行ってきたの
それで、ライブ後にね、またロミ男さんとお話ししちゃった〜

」
私の心:ほほぉ〜ん
Aちゃんも何回かライブに行ってるし、もう顔も覚えてもらったんかな
なんとなく距離も縮まってる感じ

いいなぁ!いいなぁ!
私:「凄いね!今回もお話しも出来て、もう常連さん?ファン?として認識されたんかな
」
Aちゃん:「いやぁ〜〜〜
うふふ
全然そんな事ないよ!うふふ
B先輩がいるから、後ろからくっついてる感じ!
話っていっても、皆んなの話してるの聞いてるだけ〜
うふふ」
私の心:うふふ
多いなぁ
多いなぁAちゃん気付かぬ間に、語尾にうふふ
つける謎の種族になってる
つける謎の種族になってる私:「今回のライブも楽しそうでよかったね
Aちゃんが、毎日とても楽しそうで羨ましい

」


」Aちゃん:「それでね、本題なんだけど」
私の心:あぁ、まだ本題じゃなかったんだぁぁ
私:「うんうん」
Aちゃん:「そういえば、今日、ロミ男さんの服装がかっこよくて
いつもはTシャツとかなんだけど、今日は白シャツに短パンで、めっちゃオシャレだった
」
私の心:………うん。そうかい
笑
それは、よかったねぇ
サラッと本題に戻そう
私:「好きな人がオシャレさんなんてよかったね!今度、実物を見てみたいなぁ
それで、何かあった?
」
Aちゃん:「うん。あのね、
なんかね、、、、
いま、バス降りて家まで歩いてるんだけど、、、
今日は、あまりにも美しくみえて…
」
私の心:突然のしじーん
(詩人)

いったいぜんたい何があったのー?
シェイクスピアでも読んだのかーい?
私:「う、うん」
Aちゃん:「実は、さっきのライブの帰りに、ロミ男さんにメアド渡されて
よかったら連絡してね。って言われたの
」
私の心:ロミ男ぉぉぉぉーーーー!


あなたはどうしてロミ男なのぉぉぉー!
喜んでいいんだよね?
大丈夫だよね?
なんで、、、?
あれ?
Aちゃんはあまり嬉しくないような

ただの直感だけど。
恋愛経験のひとつもない、ど素人の私からしたら、未知との遭遇過ぎて、もうドラマの世界だよぉ
私:「そっかぁ
よかったねぇ。
で、もう連絡したの?」
Aちゃん:「ありがとう
凄く嬉しいんだけどね。
だけど、嬉しいのになぜか怖いの
なんて言うか、、、、
好きな人は年上だし、ミュージャンで、
私とは全然違う世界に住んでる人で
もし、これからさ
メールとかして、少し距離が縮まっていく、
縮まっていったら嬉しいと思うんだけど
でも、でも、それが
なんだか怖い気持ちもあるの。
自分でも分からないんだけど、不安な感じ。
そんな時に空見たら、、、、、
今日見てる月はとても白くて、綺麗で、
夜空に月の光が、穴を空けているようで、、、、
私の不安を吸い取ってくれるみたいに
柔らかい気持ちにしてくれてるの。」
私の心:Aちゃん、泣いてる。
嬉しい反面、きっと、少し怖いんだね。
未知の世界に行くんだもん。
今までは、ロミ男さまという、
理想の人物を作り上げてきたんだもんね。
現実の、生々しいロミ男さんのことを知ることは、
ある意味で、理想の人物像を壊していくこと。
良い人、良い面もあるだろうけど、
そうじゃない所もきっとある。
Aちゃんは、その事実に直面して、不安なんだね。
私:「Aちゃん。大丈夫だよ。
そうだよね。急に言われたら、混乱しちゃうよね。
何も、今すぐに連絡しなくていいんだよ。
一歩踏み出すか、やめておくか、
まだ今なら悩んで、苦しんで、選んで良いんだよ。
たださ、一歩踏み出すチャンスをもらえたんだから
私は素直に、いま嬉しい気持ちだよ
」
Aちゃん:「ありがとう。
ジャスミンの声を聞いて、そう言ってもらえたら
なんだか心が楽になってきた
」
私:「そうだよ。大丈夫。
また明日、学校で話して
」
Aちゃん:「うん、ありがとう。
なんだか混乱しちゃって、遅い時間に電話してごめんね!私ももう家に着くから、また明日ね
」
私の心:あぁ、満月か知りませんが、今宵のお月様。
Aちゃんの心を軽くしてくれた美しいお月様。
今日ばかりは貴方様に感謝します。
Aちゃんの心のよりどころ。
Aちゃんに寄り添ってくれてありがとう。
つづく