オンコタイプDxの結果 ~備忘録~ | ☆リリー保健室☆ 34歳でステージ3A 乳がんになった保健師のブログ

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2020年1月14日
右浸潤性乳管癌の診断

4月6日 乳がん ステージ3A 確定診断

4月13日から 抗がん剤 (AC+DOCE)スタート

38歳 保健師

夫と6才の長男との三人暮らし

乳がんの闘病記録と子育て、お仕事について

私が乳がんと確定診断されたのが、
2020年1月14日。

その日、今後の治療方針についても先生と話し合った訳です。

そのなかで、先生から「受けてみる?」と勧められたのが、オンコタイプDxという検査。

オンコタイプについては以下参照くださいませ。

1. 目的

早期乳がんに対する最良の治療法を考えるとき、通常、年齢、健康状態、個人的状況、がんの大きさやグレード(悪性度)、そしてリンパ節への転移の有無などを考慮します。
Oncotype DX®検査は、実際のがん細胞の生物学的性質を調べることにより、がんの性質に特有の追加情報を提供し、化学療法を使うかどうかについて、より多くの情報に基づき、個別に合った決断を下すのを助けることができます。

2. Oncotype DX®検査で明らかになること

この検査は、がん組織の21遺伝子の発現を調べることで乳がんの個別の性質を分析する分子診断検査です。
この分析の結果から再発スコア™結果を計算します。
再発スコア結果は0から100までの数字で表され、乳がんが診断から10年以内に再発する可能性について、そしてホルモン治療と化学療法の選択についての、情報を提供することができます。

3. 検査方法

手術(コア生検、乳腺腫瘤摘出術、乳房切除術等)で切除した組織を少量使って実施しますので、この検査のために追加の手術や処置を受ける必要はありません。

4. 検査結果の伝え方

この検査は、結果が出るまでに約4週間かかります。
がん組織の一部を日本の検査会社(SRL社)に委託して外部機関(Genomic Health®社: 米国)に送ります。
そうすると検査の結果が、SRL社を介してオーダーした主治医に報告され、主治医からあなたに伝えられ、がんに特有の性質に基づいて治療計画を立てるのに役立てられます。

6. 検査に関する費用

    40万円台
※健康保険の適用外となるため、全額実費でご負担いただきます。
※料金は、消費税、為替等によって変動する場合がございます。



ということになります。




ちなみに、私は東京都内の大学病院で検査を受けましたが、

451000円  でした!!笑い泣き

割と高額なので、受けない方も多いそうですが、
私はまだ若いし、自分の癌賀どのような性質のものなのかをしっかり知ってから治療したい、という意味もあり、受けることにしました。

ちなみに、事前に、針生検で採取した細胞を使って検査をするので、すでに細胞を採取した方は、改めて細胞を採取したりする必要はないことが多いと思います。


ちなみに、保険診療ではないので、保険診療ではない別日に改めて
自費であるこの検査の申込みのためだけに受診する必要があり、やや面倒でしたが。

結果は

こんな感じでした↓

※個人情報塗りつぶしが汚くてごめんなさいあせる



再発スコアは 8 !

遠隔再発率 3%!

化学療法の上乗せ効果 1%未満!


これは、嬉しかったーおねがい

あんまり、たちの悪い癌じゃないはず!!と思えた。

ちょっとだけ、救われた気がした。


ちなみに、この結果を初めて受け取ったのは、2月22日。

手術をする前であって、まだリンパ節転移の有無がはっきりしなかった時期だったのです。

この、オンコタイプDxの検査の適応は、基本的には
ホルモン受容体 陽性で リンパ節転移が無い または3個未満の患者さんなのです。。

そう、ステージ確定した今となっては、

私、リンパ節転移 5個。。プラス微少転移。。

今となっては、このオンコタイプの信憑性ってどうなのだろう??と思うこともあります。。

なので、この検査を最も有意義に受けたい、正確な結果が知りたい、という方は、リンパ節転移の有無が確定してから受けるというのも、ひとつの手かもしれません。

ただ、リンパ節転移の有無が確定してから検査の申込みをしたのでは、治療開始が遅くなってしまうというデメリットもあると思います。


私は、治療は一刻も早くしたかったので、後悔はしていません。





化学療法の上乗せ効果が、1%未満。

ということは、なんで今、抗がん剤やってるの?と思う方もいるかもしれません。

それは、前述したとおり、この結果は、あくまでもリンパ節転移が無い場合の可能性であり、

結果的に、リンパ節転移があった私としては、たとえ
抗がん剤治療による上乗せ効果が少なくても、それでも、目に見えない、でもすでに体に散らばっているかもしれない癌細胞を徹底的に退治して、絶対に長生きしたい!と思ったからです。



色々な考え方があると思います。
この検査を受けて、

抗がん剤の上乗せ効果が低いという結果だったから、抗がん剤をしない。

それもひとつの選択だと思います。

でも、私はそれを知った上でも、徹底的にやりたかった。


この検査は、抗がん剤をやる意味・効果をはかるものでもあるので、
そもそも抗がん剤をやる予定がある、覚悟がある人にはあまり意味がないという方もいますが、

私はやってよかったと思っています。