ディズニー話、更においといて。
五日に観にいきます、と書いておきながら
予定が入ってしまったので行ってしまいました。
「ミツバチの羽音と地球の回転」
監督 鎌仲ひとみ
制作 グループ現代
これ、是非観てください。
首相が辞任したり政治が動く今だからこそ、是非とも観てください。
監督の前作「六ヶ所村ラプソディ」を観たときにも思ったんですけどね
なにがすごいって、全部顔に表れてるんです。
30年近く、農業や漁業で生計をたてながら反原発活動をしてきた祝島のおじいおばあたち。
それを抑えて作業を進めようとする電力会社やお役人。
更にスウェーデンで自然エネルギーを選んで生活する人々。
例えば、言葉がわからず何が起きてるのか知らなくても
顔見ただけでどっちの人が信念持って生きてるのか
一瞬でわかります。
自分の生きる道を持ち、正しいと信じることをずっと守り続ける覚悟。
そして辛い時でもユーモアと笑顔を忘れない強さ。
なにか後ろめたかったり、言われるままに発言するだけ、
損得や利害関係でしか物事を考えられない愚かさ。
全部顔に表れています。
望む生活がどんなものか
何を残して死んでいくのか
本当に大切なものは何なのか
それが心の底からわかっている人たちは
お化粧なんてしなくても、しわしわでも
まぶしいほどに美しい。
山を愛し 海を愛し 祭を愛す
こうでなくちゃね。
偽りのない顔でいたいものです。