仙台のお片づけと模様替えアドバイザー
無印良品研究家 菅原まき子です
東日本大震災が起きるよりもずっとずっと昔、南三陸町に住んでいた頃。
その時も、結構大きめの地震がありました。
仲良くさせていただいていた親子は、水門の近くに住んでいました。
いち早く逃げることを優先しなくてはならない状況でした。
お子さんの殴り書きさえて処分できなかった彼女は、アルバムを持ち出すことは早々に諦めて・・・
今ではデータで持ち出すだろうけれど、その頃はネガフィルムを持ち出す!と即決でした。
守りたいものがあったら、どうやったら守れるのか?
それを選択するということ。
今でも彼女の行動力を思い出す。
人は究極の場面で、自分の中のベストな物を選び取るのだと思えた出来事が忘れられません。
現代においては、もっとコンパクトに持ち出すか、クラウド上にデータがあったり、守る方法もさまざまかもしれませんが、これからの選択に迷った時は、彼女のことを思い出したいと思います。