本日8月24日は、

赤松良子先生の95才の誕生日パーティーのはずでしたが、

今年の2月6日に突然亡くなられてしまい、

誕生日を「思い出の会」に変えて開催されました。

 

 

わたしは、先生の思い出話をしながら、

先生らしいと思う曲を数曲弾かせていただきました。

 

赤松先生とは、

ネパールの会で、

わたしのピアノを気に入ってくださってからのご縁です。

 

以来、

パリの話、オペラの話、外国での武勇伝など、

お転婆お嬢さまそのままのキラキラした瞳で、

お話してくださり、

なんと可愛らしい方!

というのが第一印象でした。

 

あとから、

先生がどういう方か知って、

驚きました。

 

赤松良子先生は、

「労働官僚、外交官、政治家。位階は従三位、勲等は旭日大綬章。筆名は青杉 優子。在ウルグアイ大使、文部大臣、公益財団法人日本ユニセフ協会会長を歴任。労働省の婦人局長として、1986年に施行された男女雇用機会均等法の成立に尽力し「均等法の母」と呼ばれている。」方で、

94才で亡くなる直前まで現役でした。

 

「志を高く持ちなさい」

という言葉をよく口にされ、

生来のカリスマ性で人々を導く、

豪快でチャーミングな先生は、

すぐに歌い出すんです。

 

やるだけやって、

それでも窮地に追い込まれたとき、

先生がすることは、

なんと、

歌うこと。

 

とっても小柄で、

オシャレ大好きな可愛らしい先生が、

世界を舞台に渡り歩いて来られた極意は、

こういうところにあるのかもしれません。

 

とくにお気に入りなのが、

「マイ・フェア・レディ」の中で

労働者たちが酔っ払って歌う

「運が良けりゃ」

という曲です。

 

今日は最後に、

歌手の渡邉嘉子さんに音頭を取っていただいて、

全員で

「運が良けりゃ、なんとかなるさ〜〜」

と、

高らかに歌い上げて終わりました。

 

人事を尽くしたあと、

「なんとかなるさ」

と、

その命運を、

潔くポーンと天に投げてしまう赤松先生の度胸には、

世界や人間に対する深い愛情と信頼を感じました。

 

運が良けりゃ♪

運が良けりゃ♪

運が良けりゃ♪

なんとかなるさ〜〜♪♪♪

 

先生、

今日も歌ってましたね!