『#逆境 の時、人の◯◯は#運氣 下げます』 | ☆己を知ったら自惚れすっ飛ぶ☆

☆己を知ったら自惚れすっ飛ぶ☆

タイトル変えてみました。フランスのことわざだったと思います。「自惚れでかろうじて人は生きているのに、自分自身を正確に知ったら、自惚れという生きる糧をなくしてしまうじゃないか!」という意味だそうです。

唐突ですが…#貧乏神 っていると思いますか❔もし居るとしたらどうすれば貧乏神になれると思いますか❔

「靴下🧦の穴を念力でふさぐ修行をする」

「映画館を透視してタダで映画を見る訓練をする」

答えは何れもNOで、#真実を語る黒子 さんに言わせると人の#悪口 を言えば死後、貧乏神に生まれ変わるんだとか。

察しのいい方は、では◯◯に入る言葉は悪口かな❔と思われたでしょう。確かにそうなんですが、そもそも世の中に悪口を言わない人っているんだろうか❔と私は思うのです。

#源氏物語 を書いた#光る君へ の主人公、#紫式部 ですが、彼女は#紫式部日記 の中で、#清少納言 に対しての悪口を結構、長々と書いています。


清少納言こそ得意顔をして大変な女でした。あそこまで利口ぶって漢字を書き散らしていますけれど、その学識の程度も、よく見れば、まだまだ不足な点だらけです。彼女のように人と違った特別な女でありたいとばかり思って、それに執着する人は、やがては必ず見劣りし、行く末はただ悪くなってゆくばかり。


だから風流を気取り切った人は、ひどく殺風景でつまらない時にも感動し、「素敵」と思う事を見逃すまいとするうちに、自然と感心できないような軽薄な様にもなるでしょう。そのような人の成れの果ては、どうして良いことがあるでしょうか。


何故、彼女がここまで苛烈な悪口を書いたか❔一説には#枕草子 の中で、彼女の死別した夫の悪口を書いたからだと言われています。


原文:衛門佐宣孝といひたる人は、(中略)紫のいと濃き指貫・白き襖・山吹のいみじうおどろおどろしきなど着て、隆光が主殿助なるには、青色の襖・紅の衣・摺りもどろかしたる水干といふ袴着せて、うちつづき詣でたりけるを、還る人も、いま詣づるも、めづらしうあやしきことに、「すべて昔よりこの山に、かかる姿の人見えざりつ」と、あさましがりしを(中略)これは、あはれなることにはあらねど、御嶽のついでなり。


訳:衛門佐宣孝(紫式部の夫)は紫と白と山吹色、その息子は青と紅とまだら模様の派手な服を着て連れだって参拝していた。みんな珍しがって「この山でこんな奇妙な格好をした人は見たことがない」と驚き呆れた。

この話は全然「しみじみと感じられる話」とは関係ないが、ついでに書いただけ。


ただ、この話の後段の中略の部分には


御嶽から帰る人も今から詣でる人も、『見たことがない』とその姿に呆れたけれど、参詣から帰って1ヵ月ほどで筑前守(ちくぜんのかみ)に任じられたので、『(宣孝の)言葉に間違いはなかった』と評判になった」


とフォローを入れているので、そこまで腹を立てる要因になるとは思われません。


理由については今となってはわかりませんが、紫式部が悪口を言ったのは、事実ではあります。


それに、悪口を言う人は嫌い、とインタビューで公言している#イチロー さんも、テレビカメラの前で、#松坂大輔 さんに向かって「お前、テキトーにやっただろう❔」と盛大な悪口を言っています。



また悪口でのし上がった#有名人 すらいます。


#有吉弘行 さんは#あだ名 芸人で華麗なるカムバックを果たしましたが、彼が#北島三郎 さんにつけたあだ名は

「与作ザル」

#黒柳徹子 さんにつけたあだ名は

「クソばばぁ」


あだ名というか、もはや悪口です😳


よって悪口というのはつい出ちゃうものでむしろ人間くさい、さらには#出世 までさせちゃうものだと私などは思うのですが、確かに悪口にはいいイメージはないです。

それは悪口を言っている状態がいいか悪いかが関係していると私は考えます。


件の紫式部の盛大な清少納言の悪口ですが、清少納言は定子という中宮(皇后に準ずる人)に仕えていて、紫式部が定子と対立する彰子にお仕えしていた事が関係しているのでは❔と推察します。

つまり、紫式部は彰子の歓心を買う為に定子の悪口を言う訳にはいかないので、清少納言の悪口を言ったのでは❔と推察されるのです。

よって、誰かが喜ぶような悪口なら貧乏神に生まれ変わることを忌避できるのでは❔と私は考えるのです。


しかしながら、問題は誰も喜ばない悪口の場合です。


この誰も喜ばない悪口ですが、精神状態が不安定な時、即ち逆境にある時は、たとえ誰かを喜ばせようとしても大すべりする可能性があります。うまくいかない時というのは、人を憂鬱にさせる要因が満ち溢れているので、そこに思考が引っ張られやすいのです。

よって仕事などがうまくいかない時などはとにかく休む。休んでもうまくいかないようなら転職する。履歴書的にはあまり宜しくないかもしれませんが、蓄えがあるのなら、仕事を辞めてから転職活動するのもいいかもしれません。それというのも、仕事の片手間の就職活動は、やはり憂鬱が邪魔して履歴書も面接も歯切れの悪いものになる可能性があるのです。


件の紫式部も#源氏物語 の構想を練る為に#石山寺 に何日か参籠しました。どうも彼女は憂鬱になりやすい性格だったようでわずらわしい宮中生活から離れないと執筆に専念出来なかったようです。今も昔も#すさまじきは宮仕 は真実のようです。