12月15日に出演します「異世界生還」

全容を私も把握し切れていないですが『役者自身の魅力が見える』というのが今作の一つの特徴として判明しております。

なので、「異世界生還」をより楽しんでもらうために

または「異世界生還」に興味を抱いていただくために

 

「石巻遥菜自身」について、少しだけ語ってみたいと思います。

※語りたくないことだったりあんまり人前で言うことじゃないやろ案件もあるので、その辺りは飛ばしつつぼかしつつ・・・。

 

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①おてんば野生児期(誕生〜小学校低学年くらいまで)

 

石巻遥菜は、アメリカのミシガン州にて誕生しました。

これ初耳の人に必ずびっくりされるのですが、仕事の都合だったりするのでそんなに凄い事情でも深い事情でもないですし、2年ほどしかいなかったので英語は全く喋れません(笑)

ただ青いお誕生日ケーキと一緒に撮った写真があったり、おばさん曰く「アウチ!」とか当時は言ってたらしいので記憶の深〜〜いところを探ればほんのちょっとはアメリカの風味が残っているのかもしれないw

 

お姉ちゃんが1人の2人姉妹。

ただなんというか・・・2人ともその当時の「女の子らしい女の子(お人形遊びが好きだったり、かわいい物集めたりする子)」というジャンルにはあてはまらない子だったので、

2人兄弟みたいに育ってきたと言っても間違いではないかも知れませんw

 

外で鬼ごっこをし、缶蹴りをし、学校の帰りにはランドセルを放り投げてカナヘビを捕まえ、

コロコロコミックや少年ジャンプを読み、

デジモンやたまごっちやピカチュウ元気でチュウで遊んだり、ニンテンドー64やゲームボーイで遊んだり、

くだらない下ネタ(「地獄先生ぬ〜べ〜」に出てきた、胸が大きくなる呪文)を繰り返しては馬鹿みたいに笑っていた幼少期でした。

 

※ちなみに、我ら姉妹がその胸が大きくなる呪文で遊ぶ様を母上様が川柳にしたためて、何かに(確かお〜いお茶とか伊右衛門のやつだった気がする)応募したら賞をもらったりしてました(笑)

 

②優等生になろうとする負けず嫌い期(小学校高学年〜高校くらいまで)

 

小学校高学年〜はよく本を読んでいたなぁという記憶があります。

(もしかしたら人にあまり関わりたくないと言うそんな気持ちもあったかも知れない)

「はだしのゲン」は何度も読み返したし(当時は小学校の図書室にあったんです!)、中学あたりには「フォーチュン・クエスト」「キノの旅」あと山田悠介さんの作品や世にも奇妙なシリーズやらはめちゃくちゃ読んだなぁ・・・。

図書館の住人でした。

 

本好きも影響していたのか、小学校の時はイマジナリーフレンドがいましたねぇ。

帰り道に話し相手になってくれたり、すごい泣いてる時に慰めてもらったりしてた記憶があります。

今思い返すと少し恥ずかしいのですが、確実にその当時の私の生活を楽しくしてくれた存在なので、当時の私にとっては妄想などではなく学校の友達と同じくとても大切な存在だったなぁと、そう思います。

 

あとはも〜〜〜〜ね、負けず嫌いだった(笑)

小学校高学年から塾に通い始めたし、中学受験したり、高校の頃は試験の成績毎にクラス分けがあったりしたのですが、

ある一定の水準(”80点以上”とか、”学年で何位以内”とか)をクリアしないとすごく腹が立つし、ほんのちょっと負けるだけで不機嫌になっていましたね・・・。そのせいで友人と衝突したりもしたし、気を使わせたりもしたと思うのでとても厄介な子だっただろうなぁと思います・・・💦

(今でもゲームとかで負けてしまうだけで不機嫌になってしまう厄介体質・・・。まぁ昔と違って把握できているので不要な勝負事は避けたり事前に「これは勝っても負けてもいいやつ」と思うようにしたりと対策も取れるようになりましたが、根本性質は変わってないですね💦)

 

なんか、だから、人生の進め方に関しても見栄を張っていた節があったと思う。

あとは「良い子」「優秀な子」「優等生」でいることで何かを保っていたような気がします。

 

この辺りは「夢は何?」と聞かれて「獣医さんになることです」「物理学者になることです」とか

『良さげな夢』『世間に褒められそうな夢』を語っていました。

心は、そんなに伴っていなかった。

認められることで満たしていたのだと思います。

 

③無力なことを噛みしめ続けた期(高校3年〜大学くらいまで)

 

これはちょこちょこ語っているけど、

高校3年の夏に、急激に進路を変更しました。

 

夏休みにさ、めちゃくちゃ勉強しなきゃいけないんですけど

全然、進まなかったんですよね。

本当に笑えるくらい勉強が進まなかった。

 

ここで初めて「自分は何がしたいのか」を考えた気がします。

「すべき」「こうしたほうがいい」ではなく、「何がしたいのか」

今思い返すと、この時にきちんと自分の人生について考えてくれてありがとう当時の私、とめちゃくちゃ思います。

 

その後、演劇ができる4年生大学を調べて受験しました。

4年生大学にしたのは、たぶん見栄とビビリ心から。

「世間の言う”良い道”を進む人が偉い」と考える当時の私にとって、演劇という道に進むことはどこか恥ずかしさがあったり逃げてるのではないかと言う気持ちがあったり、「本当はやめたほうがいいんじゃないか」という気持ちがあったから。

 

そして、玉川大学芸術学部パフォーミング・アーツ学科、入学。

玉川大学文化会演劇部に所属もしていました。

「演劇漬けの4年間を送って、飽きたり嫌になったらやめて就職しよう」という魂胆でした。

 

正直、飽きはしなかったけど、嬉しかったり楽しかったりしたことよりも、

苦しかったりしんどかったり悔しかったりしたほうが多かったと思います。

 

今まで演技なんて全然したことなかった石巻なので、

オーディションに全く受からなかった。

でも、今振り返るとそりゃそうなんですよ。

見栄っ張りな性格が災いして、芝居の場で素っ裸になったり思いっきり芝居したりすることが、全くできなかった。

そりゃ受からんわけですよ。学科の授業の方で出演できたのは、その時オーディション受けてた全員が受かったと言う1公演だけ。それ以外は「出演落ちたらスタッフをやる」というルールのもとだったので、スタッフをずっとやっていました。

 

ただ、

芝居も、スタッフも、ボロボロでした。

(一番強く残っている記憶は、私のミスのせいで舞台監督班の全員に土下座をさせる羽目になった事件。多分、一生忘れないし、忘れてはいけないと思っています。絶対に)

 

※私この辺りの時期が恥ずかしすぎて「この時期はスタッフをやっていた」という説明したことがあると思います。スタッフを選んでやっていたかのように見せかけてたと思います。でも、そうじゃないんです。やっぱり見栄っ張りですみません。だめですねいつまでたっても嫌な見栄を張る人間で。何も選択する権利を得るだけの行動を取れなかったし、スタッフ仕事はまともにできていなかったのが、石巻の当時の現実です。

 

4年間で嬉しい出会いもあったし、素晴らしい学びをたくさんプレゼントしてもらったのは事実。

 

でも、石巻的にこの時期を振り返って思うのは「無力を痛感し続けた時期」でした。

 

ただ、この時期に無力を噛みしめ続けたから今があるのかなと、個人的には思っています。

 

 

とまぁ、こんな感じで。

その後は役者になると決めて活動し始めた後なので、ちょこちょこいろんなところで「これまでの経歴」として出しているのが主なもの。

ただ、自分の表現活動の根源はここまでの時期で体験したことにあるんじゃないかなと、そう思うんです。

 

あの時何もできなかったから、何かをできる人間になろうと今でも必死でもがいてる。(心理学的に「得られなかったものへの印象値は強い」みたいなものがあるみたいです)

あの時自分の心を無視し続けてしまったからこそ、今自分の心や志や欲望をきちんと見つめて表現に使っている。

あの時ひとりきりの心を慰める存在に救われたからこそ、そんな存在になりたいと願う自分がいる。

あの時ふざけあう姉がいてくれて楽しい記憶が残っているからこそ、今でもちょっとしたおふざけ時間を作りたがったり楽しむ心を持ってたりするww

 

人生の中で無駄なものなんて何一つなかったんだろうなぁ。

もちろんその根元に感謝しない時だってあるけど。

でも、起きたすべての出来事が、出会ったすべての人たちが、すべての記憶が、私の血肉となって今ここにこうしてたっていられるんだろうなぁと、そう思います。

 

異世界生還

石巻遥菜として、舞台上を生きる時間。

 

今までの人生の全てを総動員して

そこにきてくれたお客様と、積み上げていきたい。

 

人生の時間に無駄なものはないから

その、観劇に来てくれた時間が、その人の血肉となっていくのだから。

血肉に、思い出に、すこしでもなれるような時間を届けたいから。

 

見栄をはらず、遅れても突き進み、大切なものを大切にしながら

突き進んでいこう。

 

やるぞ、石巻遥菜

 

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※公演の魅力や見どころについて石巻なりに語ってみた


 

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【公演詳細】

 

座・シトラス

「The Citrus Winter Fest 2023 Vote&Riet Entertainment Show」

 

TRPG・マーダーミステリー・ストーリープレイングの世界を切り取り、皆様と共にその日その場所で作り上げる体験を紡いでいくこの舞台。

設定やキャラクターは決まっている。けれど、演者たちでさえもその日に何が起こるかを知りません。だからこそ、「今、ここで」起きている出来事をお客様と一緒に体感し、

そして決断や挑戦を重ねて物語を紡いでいく。

時にはお客様の力を借りて…。

 

そんな、体験型コンテンツへの新たな挑戦となるこの舞台を、あなたと一緒に体感することができますよう。

会場にてお待ちしております。

 

●日時・タイムスケジュール

12月

15日(金)14時/ 19時🔴石巻出演回🔴

16日(土)12時/15時半/19時

17日(日)11時/14時半/18時

 

※回毎に演目が違います。石巻出演日以外の演目詳細はこちら

https://www.thesitrus.net/voet

 

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※石巻出演演目「異世界生還」について

 

「ストーリープレイング」という登場人物になりきってその物語を楽しむ体験型コンテンツで数々の人気作を生み出しているクリエイター・AGATAさんの最新作「異世界生還」を舞台化したものになります。

 

5人の頭の中に突然声が響く。「聞こえますか…私の声が…聞こえますか」

この声の主は誰なのか。かつて私たちに何が起きたのか。そして最後に、何を選び取るのか。

その選択を見守るのは、あなた。

 

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●会場

ジョイジョイステーション

(西武池袋線桜台駅or西武有楽町線新桜台駅より徒歩3分)

東京都練馬区桜台1-2-8 桜台マンションB1

https://joyjoy-theatre.com/access/

 

●チケット

前売・当日 4500円(特典付き)

 

1日通し券

(15日)8000円

(16.17日)12000円

 

🎫ご購入はこちら

https://www.quartet-online.net/ticket/voet202312?m=0ycfbi

 

📹配信応援券 3000円

石巻出演日の購入はこちら

https://twitcasting.tv/akitsuinagaki/shopcart/267248