インフォグラフィックスとデザインの思考

 今回第15週目大学院特別講義の最後は中野デザイン事務所の中野豪雄さんに来て頂きお話を伺いました。インフォグラフィックスとデザインの思考ということでデザインの問題提起と問題解決をテーマに、難しいテーマだと感じました。
 
 まず世界を変えるデザイン展というものがあり、この展示会は、デザイン対象が少し違う。世界人口の90%は発展途上国の人々が占めるといわれている。そして、そのうち70%は貧困層の人々で占めるといわれている。デザインは先進国の人々、つまり世界の10%の人々のために行われてきたと言われている。では、残り90%の人々のためにデザインにできることは何か。そういった問いを投げかける展示会の事例である。
 デザインは、問題解決としてよく使われるが、インフォグラフィックスは問題提起である。見る人が自分で考えるという点が大事で面白い部分である。また、インフォグラフィックスというと、一般的には複雑なデータをわかりやすくする必要があるといわれるが、そうではなくて、多様な読み取り方ができるようにしておく。そうすることで複雑で膨大な情報でも、関係構造をしっかりと整理して、美しいグラフィックとして提示すれば、見る側はきちんと読み取ってくれる。
 
 今回自分が感じたことは中野さんが言っていた「情報の混乱」による、向上する発信のリテラシーや低下する受信のリテラシー、また問題の提起と解決のサイクルというのはまさに現在流行している「ポケモンゴー」によって引き起こされている社会現象が当てはまるなと感じました。グラフィックの情報というと少し違いますが、この社会現象によって起きる問題(トラブル)はその場における空間の情報が混乱しているからだと考えています。同じ空間でも現実の情報とネット状の情報で違いがあり、その情報の認識の違いにより問題が起きて、今解決に向かうところなのだと思いますが、リアルタイムに良い情報が得られそうなので少し自分なりに観察しながら考察してみようかと感じました。