効果的に薬膳を行うためには、まず自分がどのような体質なのかを知ることが大切です。

 

 当てはまる体質は一つとは限りません。

 

 複数の体質をもつこともよくありますし、加齢や季節、ストレス、月経などによって変化することも。

 

 各養生法を参考に、体のバランスを整えましょう。

 

 気虚タイプ

  気が不足して生命力が低下した状態

  顔色が悪い

  体がだるい、疲れやすい、気力・食欲がわかない

  下痢をしたりおなかをこわしやすい、かぜをひきやすい

 

 気は生命活動の源になるエネルギー。

 消化吸収の低下により気が十分に作られなかったり、過労やストレスで過剰に消耗してしまうと、気が不足します。

 気力・体力ともに低下した状態で、疲労・倦怠や気力の低下、冷えや四肢のだるさ、食欲不振、下痢、かぜをひきやすい、顔色が悪いなどの症状が出やすくなります。

 

 お腹をホットパンツなどで温める工夫を。疲れたらこまめに休みましょう。

 

 おすすめの食材

 【五味】温 平  【五味】甘

 野菜類・・・かぼちゃ、キャベツ、しょうが、やまいも、きのこ類、じゃがいも、さつまいも

 ナッツ類・・・くり、ごま、蓮の実、なつめ、うるち米、こむぎ、もち米、だいず

 香辛料・ハーブ・・・しそ、シャンツァイ

 魚介類・・・サケ、サバ、イワシ、タイ、ブリ

 生薬・・・甘草、陳皮、黄ぎ、人参、冬虫夏草、霊芝

 

 控えたい食材

 体を冷やすものや消化の悪いものを避け、ショ糖と乳製品の食べ過ぎにも注意しましょう。