2023.12.5(火)
血液内科受診の日。
1度で採血が済むように、家からホッカイロで手を温めて。
1度で済んだけれど…ここはやっぱり痛い
血液検査の数値は、どれも基準値内
最近手抜きの食事が多々あり、血液検査でそれが出たらどうしようと思っていたけれど、ホッとした。
今年の1月にCTを撮り、また年明けに撮りましょう、とのことだったけれど、予約が詰まっていたのでかろうじて空いていた年内、12月22日に撮ることになった。
その結果は1月9日の診察の時に。
同じ病院に通っている友人も今日が診察日だったので、院内のがんサロンで待ち合わせ。
私の方が先にがんサロンに行くと、50代と思われる女性とその娘さんがいた。
その女性は毛糸の帽子を被り、私が入院中にいただいた「天使の帽子」の説明を受けていた。
私もその帽子をかぶっていましたよ、と話しかけると「え?抗がん剤治療で脱毛されたのですか?
今はそんなに生えそろっているのですね」
と。
今、抗がん剤治療中でごっそりと脱毛し、本当にまた毛が生えてくるのか、不安でたまらないのだそう。
コロナ禍ではないので、入院ではなく外来での抗がん剤治療なので、同じ病気の方々との交流も情報もなく、不安ばかりが募っているのだとか
そう思うと、あの4ヶ月にも及ぶ入院生活は、同じように闘う同志がいて、いろいろなことを情報共有できていたのだなあ、とあらためて思った。
「大丈夫ですよ、治療中弱音ばかり吐いていた私ですが、こうして髪も伸びて今では普通に生活できていますから」
ウルウルしている彼女を見て、私もウルウル
闘病中の不安は、計り知れないものだから
娘さんは、綺麗なアッシュグレーのショートカット
私は違う自分になるためにいろいろなウィッグを買ったこと、それが意外と好評だったことを話すと、
「そうですね、ウィッグを楽しめばいいのですね」と明るい笑顔になった
昭和の話好きおばちゃんの何気ない会話で、彼女が笑顔になったことが、何より嬉しい
その後、待ち合わせをしていた友人も来て、彼女も胸にポートを入れているので、看護師さんも交えてポート談義(笑)
お互いこれから先の不安もあるけれど、前を向いて行こうね。
まだまだ生きようね、と約束
がんサロンって、あまり聞こえは良くないかもしれないけれど、全てを受け止めてくれる看護師さんもいて、不安も本音も話せて、とっても居心地がいい場所なのだと思う。