タクシーと衝突事故寸前
別居して
実家に帰ってきている間も
気持ちは落ちていましたが
それでも
夫と離れているから
顔を見ずにいられたから
少しマシだったかもしれません。
暗く重く気持ちが沈んだとしても
前に起きたような
大怪我で病院とか
家が泥だらけとか
フラッシュバックから発狂することは
無かったからです。
↓精神バランスおかしくなったきっかけ
↓元夫を泣かすくらいでした
両親から
離婚するよう促されるって
余程のことがない限り、あり得ないですよね。
でも私には
余程のことが起きました。
夫が不倫に走って
別れた筈が水面下で継続
不倫女が妊娠して
子供を産むつもりでいる
そして
”離婚した方が良い”と両親から説得されている。
時間はどんどん経つ
どうすれば良いだろう
決めないとならない
でも無気力で考えられない。
『離婚しよう』と決めてからですが
やめればいいのに
私、不倫部屋をまた一人で見に行ったんです。
ああ、こうしていても時間が流れていく
決めないとならない…
女を見掛けたりはしませんでしたが
戻ったりできないことを
改めて、現実として感じました。
三
『私が何か悪いことした?してないよね?』
『夫を他の女に盗られるって恥だよね』
『敗北感でいっぱい、人生って不公平だよ』
『毎日苦しいな、消えてしまいたいな』
実家に向かう帰り道
車を運転しながら
たくさん考え事をしていました。
怨むような気持ちで
泣きながら
途中、時差式信号に気付かず
緑の方向指示のサインが出ていたのに
車を動かさなかったら
後ろからクラクションを鳴らされたんです。
慌てて車を出したら
既に点滅しはじめていたサインが
赤に変わった。
赤に変わったのに
出てしまったから
交差点でパニック
それで
対向車線のタクシーと衝突しそうになって
急ブレーキを踏みました。
「おまえ、危ないだろーー」
「死んじゃうだろーー」
タクシーの運転手さんが怒鳴りながら
車から出てきた。
でも
ぼろぼろになって泣いている女が出てきたから
運転手のおじさんは驚いていた。
「すみません、本当にすみません」
怒鳴っていたタクシーの運転手さん
”訳アリな女”と
怖くなったのでしょうか…
「車は危ないんだよ、間違えると相手が死ぬんだよ」
「この信号分かりにくいけど、次は気をつけてよ」
「泣いてると危ないから、落ち着いてから行って」
そう言って走り去りました。
怒鳴られて当たり前…
親切なタクシー運転手さん
本当に申し訳ありませんでした。
タクシーと衝突事故寸前
事故を起こさなくて本当に良かったです。
あの時は、大変な迷惑をかけてしまった。
動揺しているときに
車の運転なんてしてはいけないですね。
実家に帰ってきて
気持ちが落ちていたところに
某女性歌手の曲が
テレビから聞こえてきて
フラッシュバックで息ができなくなりました。
『もうやめて欲しい』
『異常な状況から逃げたい』
とにかく
苦しみから解放されたかったです。
つづきます
Sara