本日感想を書くコンサートは、

ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲
[ピアノ:辻󠄀井伸行]
マーラー:交響曲 第6番《悲劇的》

指揮:タルモ・ペルトコスキ
トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団

2026年6月8日 サントリーホール

です。

まずは、ラフマニノフから。
ハンディのある事を考えると素晴らしいということになると思うのですが、何も考えずに感想を書くと普通の演奏だったのかなと思います。

休憩後のマーラー。

第一楽章冒頭の低弦の弾かせ方は今までとは違った感じで、指揮者の意図が明確に示されており良かったように思います。
座席がセンターではなく右側だったから、今まで聴いたことない響きだった可能性もありますが、
指揮者の身振りがとても激しかったので、意図的に強調していたのだと思います。

オーケストラの音は、全体的に見ると楽観的というかのんびりした感じだったように思います。
あまり普段聴き慣れてないオーケストラなので、この音色が普段通りなのか、特別だったのかは分かりません。
指揮者はともかく、この日の音色ではマーラーの交響曲第6番には、ちょっと合っていないように思いました。

金管が不安定なところもありましたが、全体としては破綻することなく一定の水準で音は鳴っていました。
でも、圧倒的な感銘を受けるということはありませんでした。
それでも終わった後の高揚感はありましたが、ペルトコスキの来日演奏会という意味では、NHK交響楽団で1番を振った時の方が良かったように思います。
また、6番の生演奏としては、マケラが都響を振った時の方が良かったように思います。

出てくる音色としてはベストではないけど、ペルトコスキの指揮を見ていると共感できるところは多かったので、
共演回数が増えて今回以上に指揮者の意図をオーケストラが把握・表現できるようになれば、
いずれ素晴らしい名演を聴かせてくれるのではないかと思います。