私はあの人の存在に助けられてる。
どんなに辛いことがあっても、逃げ場所を作っていてくれた。
ただそこにいてくれた。それだけで許された気がしたから。
 
でも、相手にとって私はどうなんだろう。
あの人は私がいなくても大丈夫だって知ってる。
誘ってもくれるし構ってもくれるけど、私がいなくなったら別の誰かを探しに行く。
一人でも生きていける人。知ってるよそんなこと。
 
そんなあの人が、珍しく私を頼ってくれた…んだと思う。
あっちから電話なんて滅多にないのに、電話しよって誘われて。
だけど、あの人が投げてくる感情を受け止めきれずに、何でか分かんないけど泣いちゃった。
多分、不甲斐なかったんだ。
与えてもらってばかりの私が不甲斐なくて悔しくて。
ぐちゃぐちゃになって出た、涙。
 
 
「毎回泣いてるお前の姿ばっかり見てる気がする」
 
そうだね、あなただけだから。
私が安心して泣ける場所を作ってくれるのは。
 
 
「なんでお前が泣くんだよ」
 
悔しいからだよ。
あなたの力になれないから。
 
 
 
ごめんなさい。
与えてもらってばかりで、ごめんなさい。
 
悔しくて悔しくて、泣いた、夜。