ペアルックが理解出来ない。
小物はいいけどさ、それで繋ぎとめようとは今までは思わなかった。
 
だけど先輩相手には違った。
離れて行きそうだから、繋ぎとめていたいと思った。
だから思わず言ったんだ。
「お揃いのキーホルダー、良かったらもらってくれません?」って。
あげる相手がいないとか適当な嘘付いて、そっと手渡した。
 
寂しくなった時、会いたくなった時。
それを見て、気持ちを抑え込んでたんだ。
 
 
そんなある日のこと。
久々に二人でご飯に行った。ちょっと酔ってしまった。
すると、帰り際にぽろりと出た言葉。
 
「寂しいよ」
「嫉妬してるよ」
 
今回の舞台の相手役の子と、ずっと一緒じゃない。
隣にはいつも私がいたはずなのに。どうして。なんで。
 
本人に言うつもりなかった。
でも、ここでしか言えないと思った瞬間、何も考えずに出た言葉。
もう引っ込められなかった。
 
「いいじゃん、この間二人で遊びに行ったじゃん」
「でも寂しいよ」
「…大丈夫かな、とは思ってたけどさ」
 
先輩は気が付いてた。
最近わたしが隣にいなくて、大丈夫かなって。
ばか、大丈夫じゃないよ。すごく苦しかったんだよ。
気が付いていたなら、傍にいてほしかったよ。
 
そう言うと、先輩は笑った。
 
「な。オレとペアもの持ってるの、お前しかいねーんだぞ?」
 
 
携帯にはつけてくれなかったキーホルダー。
なんでって聞いたら、「毎回落としちゃうからなくしたくないんだ」って。
…特別扱いされてる気がして、嬉しかった。
そうだよね、先輩とペアもの持ってるのは私だけなんだよね。
その言葉に、簡単に不安が消えていった自分がいた。
 
お揃いのもので安心してしまうような、そんな乙女思考を自分が持っていたとは…いやはや驚きである。
 
 
 

日記書いてなかったけど、8月9月幸せでした。幸せすぎた。
先輩のお家に二回も行ったし、止まったし。
先輩に「二人きりで一日を過ごした相手は初めてだ」って言ってもらえて(*´Д`*)
いっぱい甘えたし喋れたし傍にいられたから、不安じゃなかった。
だけど前が幸せだった分、ライバル登場して、一気に不安になって。
でも、こうやってまた浮上して。

…なんだろな。恋ってしんどいけど、すっごい幸せな気分にもなれるし。
はは、難しいものだねぇ。