湊かなえ『望郷』 | たまには跳ばずに観るFOOTBALL

たまには跳ばずに観るFOOTBALL

秋田出身の埼玉住み。
読んだ本の感想やランニングの記録、競馬観戦、国内散策や
日々の出来事などを、とりとめもなくチラシの裏にウダウダ
と書いています。
ブログタイトルは遠い昔よくサッカーを飛び跳ねながら
観ていた名残り。

 

図書館本。

 

イヤミス界の旗手による短編集。

胸糞話も相変わらずなのですが、家族や友人との絆や信頼が一応根底にある話が多いです。

 

もっとも、この著者の物語から闇の部分をなくすのは無理な相談。

テンションを上げたい時には読まない方が吉でしょう。

 

舞台となった白綱島は、著者の出身地因島がモデルとのこと。

島の閉塞感はさすがの筆力で実によく描かれている。

尾道市に合併したのが2006年。時代背景的にはこの辺りの話かと。

 

因島といえば、しまなみ海道100キロを走った時に通った島。

もう10年前なのかぁ…。