馳星周『神奈備』 | たまには跳ばずに観るFOOTBALL

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秋田出身の埼玉住み。
読んだ本の感想やランニングの記録、競馬観戦、国内散策や
日々の出来事などを、とりとめもなくチラシの裏にウダウダ
と書いています。
ブログタイトルは遠い昔よくサッカーを飛び跳ねながら
観ていた名残り。

 

図書館本。

 

ネグレクトの母親と暮らし、自分の生きる意味を求めて10月の御嶽山に入った少年・潤。

悪天候の中、ひょんなことから息子かもしれない潤を探す羽目になった、強力(ごうりき)の孝。

孝は潤をなかなか見つけることができず、生命の危険が迫る…というお話。

 

すれ違う二人の視点で物語は進むが、描写は山の過酷さを繰り返しておりやや冗長。

山場がなく、起承転結の転部分が抜けているような印象でした。

 

17歳でなぜ母親から逃げられないのか。

山に行くにしてもなぜ会社に無断で行ったのか。

いろいろとツッコミどころもあります。

 

ちょっと説教くさかったりこともあり、感情移入は難しかったかな。