図書館本。
前に読んだUWF本同様、タイトルにあまり意味はない。
「最も輝いてた年」(米3大タイトルに連続挑戦)くらいのことでしょう。
馬場のアメリカ遠征時代の話は興味深い話が多かった。
やはり「デカいは正義」「客を振り向かせたら勝ち」の世界なのね。
ゴッチに控室でボコられた世界王者ロジャースを、これだけ評価したレスラーもいないのでは。
極東のローカルチャンプ・力道山と、全米のプロモーターが認めたババ。
CWCのムタと橋本の関係を思い出した。
武藤凱旋帰国当時は橋本の方が上位評価されていたなぁ。
なお、本書の後半である新日との冷戦時代は既に書き尽くされており、目新しさはなし。
著者は新日派なのか、経営者馬場とレスラー鶴田の描き方にはやや悪意を感じた。
プロ野球時代の話も面白かったが、2軍で連続最優秀投手賞云々は正直眉唾かと。
実際にウィキにも載っているようだけど、鵜呑みにするのは危険が危ない。
1軍の登板記録はしっかりとしたデータに残っているので、それでよいではないか。
レスラーの振り返り談話は、裏付けをしっかり取らんと難しいわな。