いつもの図書館とは違うところに行ったら、この系統の本がたくさん。
思わずまとめ借りしてしまいました。
タイトルとはちょっと違い、1984年にフィーチャーしているわけではない。
疑似格闘技としてのUWFの誕生から崩壊までを追ったドキュメント。
紙プロとか読んでいても、昭和の現場の話って本当に興味深いものがあります。
ただ、この本に限らず「正伝」「真説」系に多くて気になるのは、いわゆる関係者の証言。
しっかり裏取りをしてるものもあれば、単なる思い込みくさいものも見受けられる。
また、著者の扱い方一つで一方的な論になってしまう可能性も。
これらの証言をもって「完全無欠の事実」とするのは、ちょいと怖いような気もします。
Uを持ち上げ続けたターザン山本の二枚舌に代表されるが、
ハッキリ言って後出しジャンケン的な証言はかなり眉唾ですな。
迷走時代の新日では武藤対オタービオなんて酷い戦いもあったけど、
近年のプロ・格棲み分けは、うまく落ち着いたのだろうなと思う。
一方で、今の新日は道場破りが来たら対応できるのかいな、という心配も・・・。