『フットボールネーション』第15巻 | たまには跳ばずに観るFOOTBALL

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秋田出身の埼玉住み。
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ブログタイトルは遠い昔よくサッカーを飛び跳ねながら
観ていた名残り。

 

 

いつの間にやら15巻に。

都3部リーグ所属の異色チームが、天皇杯決勝で王者横浜からリードを奪ったのが前巻。

 

「プロを凌駕するハンパないアマチュア」ってメチャクチャ魅力的だと思う。

サッカーで言えばHondaがそうだし、将棋なら真剣師・小池重明とか。

 

今回も「美味しんぼ」よろしく身体の作り方に関する蘊蓄が入るため、

試合は2-1から膠着状態になり、なかなか進みません。

 

帰国子女の秘密兵器・筧が途中出場し、沖のチート能力だけでは苦しくなってくる。

後半ラスト、攻めなくてもよい場面でマリオが追加点狙いに走る場面は「あるある」ですな…

 

天皇杯がゴールだとすれば、残り数巻。

引きこもり兄貴や一ノ瀬の傷害事件の伏線も回収して大団円か。

日本代表編で一ノ瀬や筧とともにプレーするというのも面白いかもしれないが、

沖は日本にとどまってサッカーやるようなキャラ設定ではなさそう。

 

絵は丁寧で、トンデモ技もなく好感が持てるが、躍動感にはやや欠ける。

もう少し動きに迫力がある描き方が増せば、最強クラスのサッカーマンガになるだろう。