北方謙三『絶海にあらず』 | たまには跳ばずに観るFOOTBALL

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ブログタイトルは遠い昔よくサッカーを飛び跳ねながら
観ていた名残り。

 

 

 

図書館本。

 

誰もが自由な「海」に魅せられ、生きたいように生きる藤原北家の傍流・藤原純友。

北方三国志を彷彿とさせる、ハードボイルド的時代小説である。

 

純友は将門と共謀し東西で乱を起こしたと言われる人物だが、著者らしい解釈で描いている。

登場人物を絞れば、このまま先日放送されたドラマ「大化改新」くらいの原作にはなりそう。

 

戦国時代、幕末にやや飽きて、今は奈良・平安の物語に少しハマっております。

 

読むのが人よりだいぶ速い自分にしては、読了までちょっと時間がかかった。

三国志で描かれた戦いに比べると、海戦への興味が薄いからだろうなぁ。