藤原辰史『食べるとはどういうことか』 | たまには跳ばずに観るFOOTBALL

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秋田出身の埼玉住み。
読んだ本の感想やランニングの記録、競馬観戦、国内散策や
日々の出来事などを、とりとめもなくチラシの裏にウダウダ
と書いています。
ブログタイトルは遠い昔よくサッカーを飛び跳ねながら
観ていた名残り。

食べるとはどういうことか: 世界の見方が変わる三つの質問 (かんがえるタネ)/農山漁村文化協会
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ちょいとお仕事にも関係するので読んでみました。

12~18歳の中高生たちが「食」についてマジメに話し合ったものをまとめた一冊。
京大の先生をコーディネーターに、「いただきますは命をいただく」レベルよりも一歩先を行く議論だ。

通勤電車1往復で読破できるボリュームと読みやすさだが、決して簡単な中身ではない。
むしろ考えさせられることの方が多かった。
「ゼロか100か」の極端なヴィーガン生活者にも一度読んでもらいたいかも。

先月、食品ロス法案が可決・成立したが、これはどれだけ報道されていただろう?
高齢者事故や引きこもりや芸能人の結婚あたりの他の情報と、質量ともに差がありすぎる。

前に国連で取り組みが採択されたSDGs(持続可能な開発目標)だって、認知度が低い気が。
2030年までの達成目標なんだから、そんなにたくさんの時間はないはずなんだけど。