海音寺潮五郎『悪人列伝 近代篇』 | たまには跳ばずに観るFOOTBALL

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観ていた名残り。

悪人列伝 近代篇 (文春文庫)/文藝春秋
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またまたまた図書館本。

近代篇ということで、大槻伝蔵、天一坊、田沼意次、鳥居耀蔵、高橋お伝、井上馨
古代篇に比べると「悪」のレベルが明らかにスケールダウンしている印象。
特にお伝や井上馨あたりなら、もっと凄いのが平成の世にゴロゴロいそう。

田沼なんかは再評価の流れもあるんだけど、これが書かれたのは昭和も昭和(※発刊は42年)。
彼の史伝は「こんな不潔な人間は大嫌いだ」で〆られている・・・。
もっとも、政策はともかく収賄の事実は覆りそうもないから、存命でも変わらなかったかも。

4冊のうち中世篇だけ図書館に見当たらないんだけど、貸出中かな。
ま、蔵書データ調べりゃ分かることですが。