海音寺潮五郎『悪人列伝 古代篇』 | たまには跳ばずに観るFOOTBALL

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秋田出身の埼玉住み。
読んだ本の感想やランニングの記録、競馬観戦、国内散策や
日々の出来事などを、とりとめもなくチラシの裏にウダウダ
と書いています。
ブログタイトルは遠い昔よくサッカーを飛び跳ねながら
観ていた名残り。

悪人列伝 古代篇 (文春文庫)/文藝春秋
¥価格不明
Amazon.co.jp
大学生の半分以上が読書時間ゼロらしいですが。

前に図書館から借りた4冊のうちの1冊。
結構前に読み終わって、とっくに返してます。

蘇我入鹿、弓削道鏡、藤原薬子、伴大納言、平将門、藤原純友を描いた史伝の新装版。
このカバーデザインは、個人的にはちとダサいと思うけど。

「悪人」と銘打っているが、その背景を丁寧に描いており、決して単純な悪ではないことが分かる。
小説ではないため読みにくい部分や個人ブログめいた箇所もあるものの、それも味の一つか。

蘇我入鹿が一番面白かった。
この辺の時代を扱った小説なり大河なりがあれば実に興味深いがなぁ。

そうそう、何かの本で読んだけど、今は「薬子の変」なんて呼ばないらしいですね。