百田尚樹『プリズム』 | たまには跳ばずに観るFOOTBALL

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秋田出身の埼玉住み。
読んだ本の感想やランニングの記録、競馬観戦、国内散策や
日々の出来事などを、とりとめもなくチラシの裏にウダウダ
と書いています。
ブログタイトルは遠い昔よくサッカーを飛び跳ねながら
観ていた名残り。

BB秋田、新潟戦へ進出。
あの瓦斯戦以来、爪痕すら残せていないので、ぜひ今年はJ1食いを。

それにしても、天皇杯予選決勝も1回戦も一試合も観ないのは十数年ぶりですわ。
プリズム (幻冬舎文庫)/幻冬舎
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おかげさまにて出張が続いており、時間がたっぷりあっていろいろと捗ります。

家庭教師先にいた男性が多重人格で、しかもその中の人格を好きになってしまった人のお話。

かなり序盤でラストが想像ついてしまい、しかも特に裏切られないという凡庸さ。
実はもう一つ捻った結末を個人的には予測していたのだが、そこまではなかった。

著者の本はいくつか読んでますが、その中でもイマイチか。
特にセクロスするだけの後半の展開は、なんじゃこりゃ状態です。
そこまで惹かれあう理由って、作中でどれくらい明らかにされていたかなぁ??

多重人格というテーマは、物語をいくらでも作者都合に出来てしまい、正直好きではない。
貴志氏の『ISOLA』はなかなか面白かったが・・・
これまで読んだ中で最悪の一冊も、確かこれがテーマだった忌まわしい記憶が。